連続出張の最後は、学会で長野県上田市へでかけた。パンケーキレンズを付けたオリンパスペン・ライトの撮り初めであろうか。朝早くホテルを抜け出して、人気のない街をペンライトを抱え徘徊していた。
上田という街は、小津や黒澤映画に始まり、これまでに数多くの映画の舞台となってきたところである。その理由は、東京から近く本州では一番晴天日が多くロケが組みやすいこと、また街の中に大正昭和の風情が比較的よく残っているからと聞いたことがある。
そんな予備知識を入れて街を見ていると、文化財にはならないような古い建物を見るたびに、ここはどんなストーリーの映画のセットに使えるだろうかと想像するのは結構面白い。
上田というと戦国時代の真田一族の居城があったところであり、市内には家紋である六文銭を記した旗をよく見かける。観光の主眼も真田家ゆかりの土地を尋ねることにある。だが私はむしろ映画のロケハンのようにこの街を眺める方法もあると思う。そんな見方をすると少し不思議な街だと思ってくる。
学生時代、上田からパスに乗り換えて菅平まで、しばしば研究調査で通ったことがある。菅平には大学の生物実験センターがあったから、ここに長逗留ををしていた。だからかもしれないが上田という街は、個人的に意味づけられた街かもしれない。
空気のように軽いオリンパスペンライトで、この街の表層を少しなでてみた。水曜日からの連日移動で約1,800kmほど走り回っていたことになる。さすがに疲れたですね。
長野県上田市
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 17mm/F2.8
シャッター1/160,絞りf4.0,ISO200.
上田という街は、小津や黒澤映画に始まり、これまでに数多くの映画の舞台となってきたところである。その理由は、東京から近く本州では一番晴天日が多くロケが組みやすいこと、また街の中に大正昭和の風情が比較的よく残っているからと聞いたことがある。
そんな予備知識を入れて街を見ていると、文化財にはならないような古い建物を見るたびに、ここはどんなストーリーの映画のセットに使えるだろうかと想像するのは結構面白い。
上田というと戦国時代の真田一族の居城があったところであり、市内には家紋である六文銭を記した旗をよく見かける。観光の主眼も真田家ゆかりの土地を尋ねることにある。だが私はむしろ映画のロケハンのようにこの街を眺める方法もあると思う。そんな見方をすると少し不思議な街だと思ってくる。
学生時代、上田からパスに乗り換えて菅平まで、しばしば研究調査で通ったことがある。菅平には大学の生物実験センターがあったから、ここに長逗留ををしていた。だからかもしれないが上田という街は、個人的に意味づけられた街かもしれない。
空気のように軽いオリンパスペンライトで、この街の表層を少しなでてみた。水曜日からの連日移動で約1,800kmほど走り回っていたことになる。さすがに疲れたですね。
長野県上田市
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 17mm/F2.8
シャッター1/160,絞りf4.0,ISO200.