昨日の日曜日は、ようやく古都に祭の後の静けさが戻ってきたと喜んだのは、私ぐらいだろうか。祭の後の静かな空気を感じながら、境町通のイノダのモーニングに出かけたら、なんだ待ちの行列ではないか。山鉾巡行が終わっても祗園祭自体は、今月末まで続いている。
来年は、宵山が土曜日、山鉾巡行が日曜日となり、今年以上の人出の多さだと思うと、一寸遠ざかりたいと思う。
京都の大きな催事は、いつも人出が大変多いので、機材は忘れても脚立は忘れるなと自分に言い聞かせている。脚立に登ってようやく祭が見えるといってよい。
この巡行の日も四条河原町のあたりで、他の撮影者と一緒に人垣の一番後ろに脚立を立てて撮影をしていた。山鉾巡行の最初に行われる綱切りを正面から撮影しようという意図である。そのうちに「どかないと脚立を動かすぞ」という警察官の罵声が聞こえた。なんだろうかと、思って後ろを見たら、いつの間にか遅がけにやってきた人々の群れが木屋町通まで続いており、それに私達はしっかり取り囲まれていた。やむなく脚立を引きずり、木屋町筋の報道陣がいる辺りまで、後退した。以前はこんな後ろまで人で埋まることはなかったのだが、近年は事情が違うようだ。
私が祭の撮影に出かけるときは、通例観客の一番後ろから、できるだけ長い焦点距離の望遠レンズで撮影することを基本としている。観客というのは、その時々で場当たり的な行動をする騒々しい気まぐれ集団だし、何かのときに逃げられないので、彼らの近くには出来るだけ近づかないようにしている。
その分手ぶれ補正のあるできるだけ長焦点のレンズが、必要になる。オリンパスペンは、長焦点のズームレンズが出てくるのが、来春だそうなので、ここは待つほかない。
さてその長焦点レンズだが、小型軽量のマイクロフォーサーズ規格で300mm(35mm換算で600mm)は、必須なのである。もちろんそれ以上長いにこしたことはない。逆に言えば、それ以下だと全く使いものにならないのである。そして一脚がレンズにつけられれば申し分ない。明るさはf5.6以上あればなんとか使えるだろう。
後は電池の消耗が早いので、 スタイルのよいボディに最適化されたEP2のバッテリーグリップだろう。電池を縦にすれば最大3本は行けると思うが。でもそれは予備電池3本持てばすむか・・・。
こうした600mm迄届く小型軽量の超望遠ズームを付ければ、申し分ないシステムになる。今回綱切り撮影用にCanonのバッテリーグリップが付いたEOS40DにEF100-400mmのズームを持参したが、重すぎて、撮影途中で一端自宅に戻り置いてきたほどだ。
もう重い機材を担いで走り回るような時代ではない。そんなことを催事の時につらつらと考えていた。
京都市・四条河原町
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm/f4-5.6
シャッター1/1000,絞りf5.6,焦点距離22mm,ISO200,iFINISH.
来年は、宵山が土曜日、山鉾巡行が日曜日となり、今年以上の人出の多さだと思うと、一寸遠ざかりたいと思う。
京都の大きな催事は、いつも人出が大変多いので、機材は忘れても脚立は忘れるなと自分に言い聞かせている。脚立に登ってようやく祭が見えるといってよい。
この巡行の日も四条河原町のあたりで、他の撮影者と一緒に人垣の一番後ろに脚立を立てて撮影をしていた。山鉾巡行の最初に行われる綱切りを正面から撮影しようという意図である。そのうちに「どかないと脚立を動かすぞ」という警察官の罵声が聞こえた。なんだろうかと、思って後ろを見たら、いつの間にか遅がけにやってきた人々の群れが木屋町通まで続いており、それに私達はしっかり取り囲まれていた。やむなく脚立を引きずり、木屋町筋の報道陣がいる辺りまで、後退した。以前はこんな後ろまで人で埋まることはなかったのだが、近年は事情が違うようだ。
私が祭の撮影に出かけるときは、通例観客の一番後ろから、できるだけ長い焦点距離の望遠レンズで撮影することを基本としている。観客というのは、その時々で場当たり的な行動をする騒々しい気まぐれ集団だし、何かのときに逃げられないので、彼らの近くには出来るだけ近づかないようにしている。
その分手ぶれ補正のあるできるだけ長焦点のレンズが、必要になる。オリンパスペンは、長焦点のズームレンズが出てくるのが、来春だそうなので、ここは待つほかない。
さてその長焦点レンズだが、小型軽量のマイクロフォーサーズ規格で300mm(35mm換算で600mm)は、必須なのである。もちろんそれ以上長いにこしたことはない。逆に言えば、それ以下だと全く使いものにならないのである。そして一脚がレンズにつけられれば申し分ない。明るさはf5.6以上あればなんとか使えるだろう。
後は電池の消耗が早いので、 スタイルのよいボディに最適化されたEP2のバッテリーグリップだろう。電池を縦にすれば最大3本は行けると思うが。でもそれは予備電池3本持てばすむか・・・。
こうした600mm迄届く小型軽量の超望遠ズームを付ければ、申し分ないシステムになる。今回綱切り撮影用にCanonのバッテリーグリップが付いたEOS40DにEF100-400mmのズームを持参したが、重すぎて、撮影途中で一端自宅に戻り置いてきたほどだ。
もう重い機材を担いで走り回るような時代ではない。そんなことを催事の時につらつらと考えていた。
京都市・四条河原町
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm/f4-5.6
シャッター1/1000,絞りf5.6,焦点距離22mm,ISO200,iFINISH.