Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE12. 祗園祭・宵々山の前日

2010年07月15日 | Kyoto city
 オリンパスペンを使っていると、邪魔だからレンズのフードは付けないでいる。だが、光を遮ると言うよりは雨を避けるためにやはり別売りのフードが必要になる。それもあえて別売りにするほどの必要がないぐらいに、至極普通の中国製品である。レンズに付けると比較的緩いので、この価格の高すぎるフードは、多分一度は気づかぬうちに外れて紛失するだろう。 
 ところで昨日から、京都市内の山や鉾のある町では、宵山そして屏風祭が始まった。大学の授業を終え、新幹線で飛んで帰り、シャワーを浴びてから、ペンを抱えて少し街を徘徊していた。
 沿道には露店がところ狭しと建ち並び、夜には大通りのホコテンもはじまり、例年通りの古都のお祭りの風景である。それにしても山鉾巡行の三日前なのに、結構人出があるではないか。もう歩行者の一方通行になっているところもある。
 以前だと、気軽に撮影しながら街の風情を味わうのに調度よい人出だったのだが、今年のように人の出足が早いのであれば、宵々山や宵山の夜は、歩けないほどの人出になることは必死だ。そうなると暢気に撮影などしているどころではない。従ってペン持参の徘徊は諦めて、浴衣を着て露店などを冷やかすかという普通のテンションになってくる。
 湿気と蒸し暑さが重なるので、浴衣姿のお姉さん達のうなじに、大粒の汗がひかる。 時折激しく雨が降り、空が稲光をしている。 例年通り宵山が、梅雨あけの知らせなのだろう。
 
京都市・東洞院通,2010年7月14日.
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm/F4-5.6.
シャッター1/15,絞りf5.4,-1/3露出補正,
焦点距離80mm,ISO1600,iFINISH.
コメント
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