Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE14. 宵山に遊ぶ

2010年07月17日 | Kyoto city
 昨日は、祗園祭宵山だった。昼頃、浴衣を着せてもらおうと思い、近所の呉服屋にでかけた。呉服屋のビルはゆったりとしていて空いているではないか。店の人によれば、午後からが予約客満杯で戦場になるそうである。なるほどここでカットもやっているのか。最近のお姉ちゃん達の頭は、こういうところで着付けと一緒にセットしてしまうわけだ。
 そこでレンタルの浴衣を着せてもらうことにした。どうせならば一番派手なのと言ったら、淡い黄色の浴衣をだしてくれた。なんでも浴衣だけは、持ち帰ってよいというので頂戴した。ミシン掛けの浴衣だから、安いのだろう。
 そんなコスプレで鉾町へくりだした。普段は目立たない和装小物屋の店舗などが、大いにセールをしているので、随分あちらこちらに引っかかりながらの徘徊であった。大通りでは新撰組の装束の行列に出くわした。そんなタラタラした散策だったから、あっというまに夕方になり、その頃雨が降り出し、雷も鳴り、珈琲屋に逃げ込んだ。
 夕方デパ地下で、鱧と鯖のお弁当を買って家に帰った。家でウィスキーも飲んでいたので、少し熟睡していたようだ。夜9時頃眼がさめ、それから鉾町徘徊の第二弾にくりだした。相変わらず、騒々しいぐらいの囃子の音色と、大変な人出でなかなか容易に前には進まない。あちらこちらの店舗が、声を張り上げ最後のたたき売りをしている。木製の下駄が800円とは安いではないか。
 人混みに大いにもまれながら、ようやく新町通の南観音山の鉾のあたりにたどり着いた。しばらくすると、「あばれ観音」の屋台が登場し、奇声をあげて、鉾の回りを三周していた。そんな光景を見ながら、ようやく宵山が終わった。一日宵山で遊び歩いていた。
 今日は、山鉾の巡行がある。さて起きられるかな。

京都市・新町通
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 17mm/f2.8
シャッター1/60,絞りf2.8,ISO400,iFINISH.
コメント
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