Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE19. 会所の露地の面白さ

2010年07月22日 | Kyoto city
 山鉾を立てている会所の多くが露地沿いにある。そこでは山鉾の胴掛けを展示したり、チマキや山鉾にちなんだいわゆるグッズが販売されてりしている。 最奥に祠などがある。露地と入っても住まいの通庭的な半屋外空間であるから、普段は入れないし表通りからは存在自体もわからない。ハレの日だけ賑わう露地である。
 私は、建築的関心から、奥に細く続く少し不整形な狭隘な空間で人々が賑わう露地の空気を肌で味わっていた。これを露地感覚と呼んでおこう。
 通例京都の街中の露地は、雰囲気がよいところは多々あるが、生活空間そのものなので、あまり部外の人間が立ち入る雰囲気ではないし、全体に静まりかえっている。
 だがこの宵山の時に開放される露地は、空間的な面白さや、京都の町屋の空気を十分に感じさせてくれており、会所露地の徘徊は結構面白い。
 勿論狭隘な空間なので、オリパンペンの9-18mm広角ズームが必携である。ペンの液晶モニターは全方向から画像が眺められるので、手を頭の上に伸ばして撮影しても、画像の確認ができるので、良い瞬間を撮影することができる。こうした仕様は、大変重要なことである。人間は、いつも目の高さで撮影しているわけではないし、脚立を持参して街を歩き回っているわけでもない。
 これは同タイプのパナGF1も同様であり、最近のデジカメは、全方向から液晶モニターを確認することが出来るものが多くなってきた。ようやくデジタル機材も使えるようになってきたということだろう。

京都市・綾小路通
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm/F4-5.6
シャッター1/25,絞りf4,-1/3露出補正,焦点距離16mm,ISO1600,iFINISH
コメント
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