Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

一寸スケッチ 新緑が始まる上高地12.

2011年06月02日 | field work
 朝はバイキングだ。いつの頃からだろう、かつてのホテルではフレンチブックファースト呼んでいたパンと卵料理と珈琲ぐらいだったのが、結構夕食並みに食べられるバイキングになったのは。
 いつも朝なんてそんなに食べられないのだが、バイキングだと、つい食べ過ぎてしまう。今朝の私のメニューも、随分と控えめにしたが、食べ過ぎの感があった。それにしてもバイキングで、朝粥がでるホテルが、最近多くなった。これはありがたい。本当は朝粥と梅干しとお吸い物ぐらいにしたいのだが、色々と欲をかくとこうなってしまう。
 最近のどこのホテルに泊まっても、似たようなバイキングのメニューである。朝のバイキング用のケータリングサービスでもあるのかなと想像してしまう(笑)。
 相変わらず、外は雨だ。お腹は満腹である。これで下山する人達はよいけれど、私たちはこれから徳沢園まで散策することにしている。往復4時間の行程だ。といって道は平坦なので、雨の上高地を気軽に堪能しようという目論見である。
 重いお腹を抱えてホテルの玄関にいると、軽装の雨合羽を羽織った下山組が帰っていった。と思ったら1分もしないうちにホテルに戻ってきた。雨脚が強くて歩けないそうだ。ホテルに泣きついて、マイクロバスをしたててもらったみたいだ。私たちは山用の雨具なので、ずぶ濡れになっても、あまり影響はないのだが、高原の雨脚は強いようである。
 程なくホテルの人が、マイクロバスで上高地バスセンターまで乗って行きませんかというお誘い。おっ、これで15分は短縮できると思い、躊躇なく便乗させてもらった。上高地バスセンターまでは2分ぐらいだったか。登山者も少なく雨も降っているので、閑散としていた。
 上高地はすいているときが一番静かでいい。そう思いながら、私たちは徳沢園への樹林のなかに続く登山道を歩いていった。

清水屋ホテル,2011年5月22日
OLYMPUS E-P2,LUMIX G 20mm,f1.7
ISO200,20mm,露出補正0,f2,1/100,iFinish
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