道の正面に建物があるという空間構造、 つまり三叉路 は、落ち着つきがあって好ましい。これぐらいの距離だと、あの先に何があるのだろうという好奇心がわき、そこまで行って見ようかという動機につながる。古い町は、こうした三叉路が結構多いのである。
それに引き替え都会の道路の交差点の多くが、四叉路である。それは車の流れをさばくのには良いけれど、人間の感覚からするとどこまでも空間が抜けているようで、絵にならない。むしろ撮影の被写体や、ランドマークにしたりするのは、街角の建物になるだろう。だから理想を言えば、道は三叉路が好ましい。
それにしても空間は3の倍数の数字が好きだ。古いお寺の金堂も3間とか5間、7間といった具合に、或いは柱の太さが105mmとか120mmといった具合に、これも3の倍数である。
例えば、入り口があって両サイドが壁といった左右対称のお寺のファサードをイメージすればわかるように、デザイン的には、その方が納まりが良いのだろう。
3の倍数というのは、日本の古来からの空間モジュールなのである。とまともなことを書きながら、最近空間やデザインの話は、つまらない思っている。語るよりは、つくるべき時にこそアドレナリンが出るのだろう。
小浜市,2011年6月11日
OLYMPUS E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm,f:4-5.6
ISO200,14mm,露出補正1/3,f5,1/100,iFinish
それに引き替え都会の道路の交差点の多くが、四叉路である。それは車の流れをさばくのには良いけれど、人間の感覚からするとどこまでも空間が抜けているようで、絵にならない。むしろ撮影の被写体や、ランドマークにしたりするのは、街角の建物になるだろう。だから理想を言えば、道は三叉路が好ましい。
それにしても空間は3の倍数の数字が好きだ。古いお寺の金堂も3間とか5間、7間といった具合に、或いは柱の太さが105mmとか120mmといった具合に、これも3の倍数である。
例えば、入り口があって両サイドが壁といった左右対称のお寺のファサードをイメージすればわかるように、デザイン的には、その方が納まりが良いのだろう。
3の倍数というのは、日本の古来からの空間モジュールなのである。とまともなことを書きながら、最近空間やデザインの話は、つまらない思っている。語るよりは、つくるべき時にこそアドレナリンが出るのだろう。
小浜市,2011年6月11日
OLYMPUS E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm,f:4-5.6
ISO200,14mm,露出補正1/3,f5,1/100,iFinish