明神小屋まで戻ると雨もあがってきた。もう機材をガードする必要もなくなったので、ズームレンズに付け替える。山では被写体によってではなく、天候によってレンズを交換するのが正解だと思ったのは、このときである。
さっそく目の前に現れたのは、冬眠からよみがえったばかりの野生猿の群れである。冬の絶食を回復するかのように、木の枝に大挙してまたがり、実を食べるのにやっきになっている。 今年生まれたばかりの子供を抱えた親猿もいる。
上高地では、施設に餌ほしさの下心ある猿が寄りつくことはあるが、関係者やビジターが餌をあげることはまずないから、結局自然界に戻って暮らしているのであろう。人間にはメリットがないと猿に学習させているわけだ。従って人が側を通り過ぎても、よってくる気配も逃げる気配もない。いまのところ、お互いに共棲しているようだ。
明神-上高地,2011年5月21日
OLYMPUS E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm,f:4-5.6
ISO200,150mm,露出補正0,f5.6,1/200,iFinish
さっそく目の前に現れたのは、冬眠からよみがえったばかりの野生猿の群れである。冬の絶食を回復するかのように、木の枝に大挙してまたがり、実を食べるのにやっきになっている。 今年生まれたばかりの子供を抱えた親猿もいる。
上高地では、施設に餌ほしさの下心ある猿が寄りつくことはあるが、関係者やビジターが餌をあげることはまずないから、結局自然界に戻って暮らしているのであろう。人間にはメリットがないと猿に学習させているわけだ。従って人が側を通り過ぎても、よってくる気配も逃げる気配もない。いまのところ、お互いに共棲しているようだ。
明神-上高地,2011年5月21日
OLYMPUS E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm,f:4-5.6
ISO200,150mm,露出補正0,f5.6,1/200,iFinish