Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

私の小さな旅7. 手の中に収まる心地よさ

2011年06月19日 | field work

 今週末は、小用で東京にでかけた。このときザックの隅に入れていた機材が、E-P2に14-150mmのズームとパンケーキレンズだけ。これがEOSならば、さしあたり5Dのボディに28-350mmの大きなズームレンズ、標準レンズとなり、重量が2.6kgは超えるから、全てで660kgのデジタルペンは大変小さく軽い。そして撮影結果は、どちらも変わらないわけ。
 日経新聞によると、リーマンショック後低迷していたオリンパスの経営が今は好調だと報じていた。マイクロフォーサーズをはじめとするデジタル商品が売れているとのこと。得意とする医療部門より伸びているそうだ。私の実感としても、そう思うけど。今後N社やC社のデジタル一眼レフ市場を侵食してゆくと私は予想するけどな。
 ミラーレスの一眼であったり、とびきり小型軽量でありながら、高性能であったりといった具合に、 デジタルだからこそ、フィルム時代にはできなかった仕様が欲しい。それにあのペンタプリズムがポンと出た大仰な20世紀的スタイルは、今ではださいよ。
 撮影機材の適切サイズというものがあると思う。それが手の中に収まる心地よさや、使いやすさだと私は考えている。それをいまだに踏襲しているのがライカだ。だからデジタル機材は、ライカより大きくしてはならないというのは、暗黙の不文律だと思われる。
 そう考えると世の中の多くのデジタル一眼レフが適切さを欠いた大きさである。特にあのプロユース機材の持つのが恥ずかしくなる大変ださい大きさはなんだろうかと笑える。デジタルペンだってライカより一回り小さいぐらいであり、とびきり小さいわけではないが、でもこのあたりが手の中に収まる調度良いサイズだと思われる。
 さて小浜は、フットワークのよいデジタルペンで街の徘徊の続きである。
 
小浜市,2011年6月11日
OLYMPUS E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm,f:4-5.6
ISO320,80mm,露出補正1/3,f5.4,1/160,iFinish

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