Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編56. LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm

2011年06月24日 | Kyoto city
 マクロレンズは、建築の模型を撮影したりする上では必須であり、私もこれまでにAFニッコールなどを使用していた。実歳に撮影してみると、マクロレンズは歪曲収差がなく画面はシャープであり、ボケ方も綺麗なので、普段使いでも安定して使用できる心地よさを感じさせてくれるレンズだ。
 手持ちのマクロプラナーやAFニッコールをマウントアダプターを介して、オリンパスのボディで代用する方法もあったが、ピント合わせがマニュアルとなり面倒でもあり、また大きすぎて持ち歩けない。そこでフードをつけた格好の良さにつられて、入手したマイクロフォーサーズ規格のパナソニック・ライカレンズがこれである。
 このレンズには、なんとエルマリートと大仰に往年のライツのブランド名が入っている。そこで手持ちのフィルム時代のM用ライツのテレ・エルマリート90mm/f2.8と一緒に並べてみた。フィルターサイズが46mm:39mmだから、それでもパナソニック・ライカレンズの方が大きいが、許容限度内であろう。
 マイクロフォーサーズはシステムとして人間の手に納まる調度良い大きさであり、フィルム時代のライツシステムより同等か、或いは若干大きい程度。その辺りが妥当な撮影機材の大きさだと私は考えている。
 コンパクトデジタルカメラが、デジタル化の恩恵を受けていち早く小さく軽くなってきたのに対して、今のN社やC社のデジタル一眼レフ・システムがいかに巨大且つ未発達であるかがわかるだろう。フィルム時代と同じ情報量を得るのに、はたしてそんなに大きな必然性があるのだろうかという疑問すら起きかねない。それは無駄・無意味・無能を感じさせてくれる間抜けな大きさなのである。
 私の結論を言えば、キュッと賢く知的に小さなボディに詰まった感じがするマイクロフォーサーズ・システムは、現在の撮影システムにおいて最適なサイズであり、これより大きいと手に抱える撮影システムではないですね。つまりフィルム時代と同じ情報量を得るのであれば、往年のライカシステム程度の大きさが、人間の手に調度良いと感じさせてくれるのには、一理あると思われる。
 それに余談ですが、マイクロフォーサーズ・システムは、フルサイズなのですね。フィルム時代のハーフサイズと同等規模の撮影素子を搭載しているわけです。
 今週末はデザイン学会の大会に出張するので、このブログもまとめてアップさせた。また小旅行だぜ。

OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm,f:4-5.6
ISO1600,47mm,露出補正+1/3,f5.6,1/100,iFinish
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