京都は、雪の影響もなく朝から快晴である。東京では空港に泊まらされたりと、なにかと騒がしい話をニュースが報じていた。毎日新幹線で通勤していると、旅の急ぎ虫に遭遇することがある。
つまり列車や飛行機が遅れたりすると、「満室でホテルがとれない」、「どうしても今日帰らなきゃならんのですよ」、「結婚式に間に合わない」、「猫に餌やらなきゃ」、「仕事の打合せが入っている」、「明日の準備のため今日帰らなきゃ」といった類の乗客の愚痴である。
つまり大して急ぐ用事でもないのに時間通り動きたいがための愚痴が急ぎ虫である。しかし本来交通機関というのは、例えば中国やユーラシア大陸の鉄道や飛行機を思いおこせば、時間通りに動くことはないというのが私の認識だ。日本国内でも気候が変われば突然動かなくなるのに、いつも時間通り動くと信じるのも旅の急ぎ虫が原因である。
急ぐ用事というのは、例えば「摘出した心臓を運んでいる、5時間以内に病院へ搬送しなければならない」といった具合に物理的に急がざるを得ない場合である。それ以外は、個人的な理由というよりは、単なるわがままの急ぎ虫のなせる技である。
交通機関が遅れるのも旅の余興である。だから遅れたときにどうしようかという装備とアイデアがわくのが旅だろう。
私は、いつも特製のスケッチブックをリュックにつめている。以前はアメリカから帰るときに機内食も食べずにスケッチに没頭し、気がついたら成田だったということもある。それに文庫本も必携である。 これらで半日は過ごせるだろう。もっと遅れたら街でも見て歩こう。だから撮影機材も必携。当然小さく軽く本格的に撮影できるオリンパスの撮影機材一式である。 これら必携3点はいつもリュックに入っており、毎日持参している。
以前通勤途上で人身事故を起こして、私の新幹線は途中駅で止まっていた。しばらく必携3点セットで時間をつぶした後、時間をもてあましている車掌さんに「半日ぐらいは止まっていますかねぇー」と尋ねたら、「いや!、そっ!、そんなには止まってないですよ!!」と笑い話になった。
新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DG9-18mmF4-5.6
ISO1000,焦点距離11mm,露出補正-1/3,f4.5,1/8000.
つまり列車や飛行機が遅れたりすると、「満室でホテルがとれない」、「どうしても今日帰らなきゃならんのですよ」、「結婚式に間に合わない」、「猫に餌やらなきゃ」、「仕事の打合せが入っている」、「明日の準備のため今日帰らなきゃ」といった類の乗客の愚痴である。
つまり大して急ぐ用事でもないのに時間通り動きたいがための愚痴が急ぎ虫である。しかし本来交通機関というのは、例えば中国やユーラシア大陸の鉄道や飛行機を思いおこせば、時間通りに動くことはないというのが私の認識だ。日本国内でも気候が変われば突然動かなくなるのに、いつも時間通り動くと信じるのも旅の急ぎ虫が原因である。
急ぐ用事というのは、例えば「摘出した心臓を運んでいる、5時間以内に病院へ搬送しなければならない」といった具合に物理的に急がざるを得ない場合である。それ以外は、個人的な理由というよりは、単なるわがままの急ぎ虫のなせる技である。
交通機関が遅れるのも旅の余興である。だから遅れたときにどうしようかという装備とアイデアがわくのが旅だろう。
私は、いつも特製のスケッチブックをリュックにつめている。以前はアメリカから帰るときに機内食も食べずにスケッチに没頭し、気がついたら成田だったということもある。それに文庫本も必携である。 これらで半日は過ごせるだろう。もっと遅れたら街でも見て歩こう。だから撮影機材も必携。当然小さく軽く本格的に撮影できるオリンパスの撮影機材一式である。 これら必携3点はいつもリュックに入っており、毎日持参している。
以前通勤途上で人身事故を起こして、私の新幹線は途中駅で止まっていた。しばらく必携3点セットで時間をつぶした後、時間をもてあましている車掌さんに「半日ぐらいは止まっていますかねぇー」と尋ねたら、「いや!、そっ!、そんなには止まってないですよ!!」と笑い話になった。
新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DG9-18mmF4-5.6
ISO1000,焦点距離11mm,露出補正-1/3,f4.5,1/8000.