Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE854. 風景に元気がない

2014年02月10日 | Kyoto city
 今日の名古屋は、氷水のような冷たい空気。まだ雪が融けきっていないのだろうか。そなんなかをこのくそデータの入力がまだまだある。今年は助っ人がいないのですべてセルフワークだ。ああっ、面倒くさい!、もう明日にしよう!!。帰りしなに定番の粕汁定食。癖になりそうだ。 
 さて京都の街は冬が綺麗だ。だから、冬の綺麗な日差しの時は京都の街の徘徊したい。早く回らないと、冬が終わってしまう、急がなきゃ。
 先日時間の空いたときに、北野天神から上七軒を抜け一条通りから都心へのコースを歩いた。数年前に徘徊したときと比べると明らかに古い民家の数が減っている。
 古い民家のお年寄りが亡くなり、やがて誰も住まない廃墟となり、廃墟は取り壊されてマンションなどに変わり、どこの都市にでもみられる風景になる。そうして京都らしさが少しずつ喪失してゆく。最近私の家の近くでも古い民家が取り壊され更地になっていた。
 そんな風景を見ていると、もう京都の風情を残すのも力の限界です。最早、これまでといって舞台の袖に消えてゆく人達の声が聞こえてきそうだ。
 だから、大きな音を立てて日本という様式がひっくり返ってゆく感じさえしてくる。そう京都の街の風景に元気がないのである。
 そう思いながら椹木町通(さわらぎちょうどおり)を県庁の西側へ歩いてゆくと、おぼろ豆腐のお店があったのにはホッとした。さて古い民家が無くなる前に、急いでもっと回らなきゃ。
 あわただしい二月である。早く論文に取りかかりたいのだが、まだ年度末の仕事が片付かない。

京都市・椹木町通
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG9-18mmF4-5.6
ISO2000,焦点距離9mm,露出補正-0.3,f4,1/4000
コメント
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