Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編273. 断言!

2017年04月14日 | Shonan coast
ある義務的仕事で、事務屋が作成した様式を用いて原稿を作成している。内容的にはコピペでよいのだが、これが実にくだらない作業なのだ。
 なぜくだらないかというと、例えばPCで作成したリストのような原稿を出版するために本の編集様式に改めようとする場合を想定してみればよい。まともな出版社の校正を受けると、まあ数ページの原稿でも100カ所以上の校正指示を受ける。誤字はないとしても、「,」、「.」、「、」、「。」の用法の不統一とか、かな表記が漢字表記になっていたり( 実はこれが一番多い指摘なのだ)、特に英文が混じると用法不統一が圧倒的に多くなり、それから半角文字詰めなどの元原稿だと編集原稿では半角スペースがとんでもないところにあいてしまい、しかもそれがわかりにくいところに発生するとか、などなどあげたらきりがない。
 例えば今日のブログ原稿でも本にしようとした場合、編集校正ではすくなくても20カ所ぐらいの指摘を受ける場合もあるだろう。
 そうした編集の基本的知識がないまま事務屋がWordで書式をつくり、これに書き込んでくれというのが実に腹立たしい。しかもWordで表組された様式にテキストを詰めると、表が分割されとんでもないところでページが飛んだりして後の調整が実に大変なのである。
 本来Wordは英文を書くために開発されたソフトであって表組をするソフトではない。これで日本語を書くなんていうのは論外である。しかもWordで1ページに余白のないの表組をするというとんでもないことを日本の役所や企業が日常的にやっているのだから驚きである。当然手書きの方が早いにもかかわらず、手間はかかっても電子化すればよいという大変効率の悪いことが日常的かつ一般的に行われている。
 解決策は、表組をやめ英文のように行書きにすればよいか、表組をしてどうしても紙代を低減したいという貧乏人根性を発揮したければIndesignを使えばよい。
(ついでにいうとその表組も本にするときはすべてIllustratorで作り直しなんだけどさ)
 だから日本のすべての事務屋にいっておく。Wordで日本語書類をつくるのはやめなさい。Wordがお好きならば英文で書きなさい。もし日本語で表組した書類をつくるのであればIndesignやIllusrratorを使うべきであると断言しておく。学識経験者あるいは名誉教授の断言!、といってもよい。

鎌倉市コジキ浜
コメント
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