ダイビングポイントを言いあてるのが苦手である。
慶良間諸島あたりでは景観の類似性が高いということもあるが、多分空間系の人間は、景観を図面なり地図と照合したり、自分の手で描かないと理解できない性格なのだ。景観で判断したって、そんなのは不正確さとする気分が濃厚だし、ダイビングで地図と照合する機会がないので、いつもわからないが続く。だが一度照合すれば、バッチリインプットされる。そんなわけで、いつも持参するログブックに、海上保安庁水路部作成の水中の等高線が入った地図の一部をコピーしていれている。
トップ画像の地形が面白いと思うし、このように浅いところから深いところまでを1枚の画面に納めた撮り方をしたいとおもう。だから魚眼レンズを持参している。宮古島の本ドロップ・ポイントは、いくつもの大きな亀裂が沖に向かって走っている。そんな話をきくと複数の亀裂を撮影したい。しかし全体はスケールが大きすぎて無理。水中の透明度はよくて50m程度だから先ず全体は写らない。精々撮れるなら1亀裂程度だろう。
そうなると、予め天気や光が届く方向をチェックしておく必要があり、ダイビングのコンパスも復習しておかなければ。そうすることで自分のいる位置や帰るべき船の方向もわかるし、あわよくば私なりの海底のメモをつくりたい。いつもそれが理想だけど、ダイビングのときはすべて忘れている。
海底の地形は、勉強し出すと面白いし、被写体としても魅力的だ。だからナショナル・ジオグラフィック的な記事の執筆や撮影ができれば申し分ないと思うけど・・・。私が目指しているのは、まさにここなんだ。
沖縄県久米島
GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD
1)ISO207,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
2)ISO805,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/796
3)ISO201,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
4)ISO262,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/374
5)ISO286,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/479