Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ647. 関空のランドスケープ 

2023年10月29日 | field work


 iPhone画像のピックアップを続けよう。
 トップ画像は、関西空港隣の鉄道ターミナルビルで撮影した。動線上意味のない空間があり、何故こんな大空間があるのかは建築の人間としても理解出来ないが、夕陽を眺める広場としては絵になりそうだ。
 それにしても日本は意味不明の空間をつくりたがるし、眺めのよい空間を壁でふさいだりして、設計者のやることは建築の専門家の立場で見てもよくわからない。おそらくこの設計者は図面しか見ていないし、こんな場所が夕陽の見える場所になっていたなんて考えもしなかったのだろう。
 それに鉄道ターミナルビルの建築のダサい事。これじゃレンゾ・ピアノの空港ビルデザインが台無しだ。デザインについては全く配慮しない日本の設計者の悪しき能力を垣間見る思いだ。それに兎小屋に住む日本人大衆は建築デザインについては関心がないのだろう。そんな文化意識の低さは中国人と一緒だな。
 昨年コロナ過のなかフィリピンへ出かけた時の関空ビルは、マクドナルドと数店のミニ店舗を残して撤退してしまった。今年はようやくカフェテリアがオープンしている。だがたこ焼きと饂飩ばかりじゃないか。えっ、たこ焼きが1,400円!!、食欲喪失。今は新店舗工事中とのことだ。新しい店舗が営業を始めても、ローカル空港然とした姿は変わらない。つまり国際空港としての規模が小さすぎるってことだ。
 フィランドのヴァンター空港やトルコのアタチュルク空港をみると、そこは巨大なショッピングセンターとなっており、飲食店やショップが24時間営業している。私はそこで水中カメラを買った。
 それを思えば関空は国際空港としては大変恥ずかしい設備だ。通関後に飲食出来るところがカフェスタンドだけ!。何故ならセキュリティゲートは大変混む時があるので、さっと通関し、それからちゃんとご飯を食べたくなるけど、そんな店がない!。さっさと改装して欲しいですね!!。

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コメント
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