翠達の夜勤のお茶の時間だ。
いつものように晃子さんがお茶しよっ!、ていってやってきた。
優子さんが黒糖ドーナツを持ってやってきた。
優子「これ熊本のお菓子。家から送ってもらったの!」
晃子「あら優子さんって熊本出身なの?」
優子「はい、そうです。親も主人も子供達も熊本の家にいます」
翠「またなんで北海道へ?」
優子「子供達も社会人になったし・・・3人もいるのよ!。まあ50になる前に刺激が欲しかったかな!?」
晃子「じゃあ、早婚なんだ。」
優子「はい!、へび年のしつこい旦那がいます。フツーの営業マン。」
翠「旦那さん、寂しがらない?」
優子「あのねぇー・・・、実は旦那はインポなの。50で既にインポよ!!!。それまでは外に女をつくって遊んでいたの。でも最近その女に捨てられちゃったわけ。もう10年前かなあー・・・、旦那がアッチが元気な頃は、調度子供達が中学生で野球部なんかにはいっていたから、いつも試合があって私は追っかけサポーターだったわけ。でっ、その頃私は病気で子宮を取っちゃったのよ。」
晃子「なんか10年分位の人生を一気にゆくね。あら!、子宮をとっても卵巣があればセックスできるじゃん。」
優子「そうなの。でも旦那は女も終わったなといって外に女をつくったんだけど・・、なのよ。」
翠「子宮摘出が、そとに女をつくる口実にされたわけだ。」
優子「そうなのよ。でも実はその頃、私は一番思い出になるセックスをしたもんね。」
晃子「おおっ、それそれ!!、聞かせてよ!!!。」
優子「あるときメールのお友達で、私に好意を寄せてくれた人がいたの。いろいろあって結局熊本で会うことにしたの。春先だから少しよれたトレンチコートを羽織っていて、格好よいエンジニアだったん。」
晃子「それで・・・」
優子「食事後に夜の道をあるいていたら、いきなりキスしてくるのよ。私『やるじゃん!』っていったの。彼はすっごい積極的だったのね。だから熊本県民お勧めのお城の側のシティホテルにチェックイン。部屋に入ったらすっごい濃密なキスで私も燃え上がっちゃった。でっ、もちろん脱がされてコンドームつけてくれて、私をいきなり頂点まで導いてくれていっちゃったわけ。それまで私も経験したことがないほど、すっごい快感だったの。それで私は子宮を取っちゃったって話をしたの。でも卵巣があるから燃えるのよ。もうゴムはいらないからねっていったら、すぐに抱き寄せて2回目はナマよね。2回目も天まで舞い上がるように私トロトロだったもん。それから一緒にお風呂に入って『俺たち身体の相性が合うんだな』っていわれて、感激してたら私の乳首をなでてくれて、そのままお風呂で3回目よ。それで私は夜中に家に帰らなきゃならないからエンジニアの彼氏とバイバイしたの。でもねぇー普通のサラリーマンとは違って、自分の考え方とか見方がちゃんとあって、行動的で、仕事に対する情熱がすっごいあって、ライフスタイルも全然違っていて、私の旦那とは全てが大違いなのよ。こんな人が世の中にいるんだと私初めて思ったもん。これが私の最高の経験。そのとき平凡な営業マンの旦那なんか捨てたいぐらいだったと思ったもん。あら!、もうこんな時間。」
翠「うわーーっ、盛り上がってお終い!!!」
優子「続きは、また次ね(*^▽^*)」
晃子「よっしゃよっしゃ、つぎの夜勤楽しみだねぇー」
・・・・・
みんな病棟へ散っていった。
まだ夜明けまでは十分時間がある、ミッドナイト小樽である。