Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ648.  ホテルのランドスケープ

2023年10月30日 | field work

 リーズナブルなホテルに泊まる必要があった。条件は関西空港へのアクセスが良く夜遅い食事ができる事。
 トップ画像は都ホテル京都八条。
 ここは関空リムジンバス・ターミナルから近く、駅側から見れば無愛想なファサードが広がる修学旅行などの団体御用達の空気が漂うが、イオンから垣間見える新館は外観をみる限りよさげだと思わせてくれて、実際宿泊してみたら中庭を介し瀟洒な空間であり、中庭側の部屋からは新幹線が走っているとは思われない都会の喧噪が届かない心地よい空間である。部屋のプロポーションや設えが外国のホテルのようであり、多分設計者は海外のホテルをよく知っているのだろう。
 そして本館は団体用とあってそっけない建築だが、1階のロビー回りは広々としており、玄関は観光バスアクセスが容易な大空間だから使い勝手がよい。食事のルームサービスは今時期待できそうもないので調べもせず、ホテルの裏を下がると朝までやっている居酒屋がある。ここでよかろう。

 二番目の画像は御堂筋ホテルの玄関前のランドスケープ
 大阪に泊まる泊まる必要があった。関空アクセスを考慮すると、難波ターミナルに一番近く御堂筋の場末に立地する御堂筋ホテルだ。それに御堂筋商店街に囲まれているから食事には困らない。ただね!、部屋が古い。大阪人からは、もっとリーズナブルで新しいホテルがあるだろうよ!!、といわれそうだ。
 部屋の改装はしているので一番よい部屋にした。それにしてもぼてじゅうの言葉が目立つから経営はお好み焼き屋というわけだ。
 どちらのホテルもコロナ過に発行されたクーポンが利用でき、クーポンのおまけで難波パークスで昼飯が食べられたし、南海のラピュートでほどなく関空についた。
 二つのホテルに共通するのは夜中でも食事ができる街中にあり、そしてコンビニが近かった事である。海外からの飛行機は夜遅く到着する便が多く、それに2〜3時間程度到着が遅れるのは当たり前だ。そんな時でも最終のリムジンバスで真夜中の12時過ぎに街へ着き、何かしらの食事ができることが私のホテル選びの規準だ。
 実は、こうした夜食対応が最近のホテルではしてくれない事が多い。だから繁華街の近くのホテルを選ぶが、夜10時をすぎると大方の飲食店が閉店する京都の街ではホテル選びは悩ましい。ルームサービスがありますよと言われても全てのホテルにあるわけではなく、その有無はWEBに書かれていない。レストランがあるからといって、それはケータリングなのでルームサービスがあるとは限らない。
 今は画一的なトラベルスタイルしか想定されていないといってよい。しかし私のように夜遅く日本に着き、そして空腹を抱えてホテルにたどり着く旅人は多数存在する。
 こんな手間がかかるのも、関空に日航ホテル一つしかないことが最大の要因である。WEBで見る限り真夜中のルームサービスをしないわりには、法外に宿泊価格が高い。回りに街がないのだからグレード毎に3種類ぐらいのホテルが必要だと思われる。それに空港内のコンビニも深夜営業は不明。そんなことを確認する時間が無駄なので、バスがあるうちに都心へでた方が夜中の食事にありつくことができる。

御堂筋ホテルの部屋から撮影した界隈。上から見ると御堂筋もただの雑居ビル群だ。こんなとこ撮さんといてー・・だよね。まあ私も次からはダイワロイネットか相鉄フレッサインあたりにするよ。

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コメント
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