Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak186. アリガーで魚図鑑

2018年10月08日 | diving

 沖縄の魚をまとめてゆこう。ニコンW300で撮影し、すべて同じダイビングポイントで、同じ機材で撮影した。アリガーの魚図鑑というわけだ。だからこっち撮ったりあっち撮ったりと忙しいダイビングでした。まあ忙しいとエアが早く減るんですね。このときは酸素減圧180でエントリーして50でエキジットし、39分のダイビングだった。

 上のトップ画像は、デバスズメダイ。沖縄の海ではどこにでもいる小さな魚で、いつも珊瑚で生息してます。魚の上を手で払うと全部の魚が一斉に珊瑚の中に隠れ、そしてすぐにまた出てくる。見飽きた魚だがアップで撮るしかないだろう。

 今日は(10月5日の早書きです)ブログを書く意欲が全くない。意欲があるときにまとめ書きをしていたためかもしれないが、頭が完全に動かない。多分チコチコとキーボードを触っているとなんか思い出すのかもしれないが、今日はまったくアカンですね。だから魚の画像でもたくさん貼り付けておこう。

 こういう魚撮りの時はニコンW300が便利なのですが、いかんせん遠景の画質や色が悪くてさ、魚ぐらいしか撮れないですね。それにストロボの解除などが面倒くさい。水中であまり操作したくないのですからね。やはり外付けになるのかなぁー。外付けストロボは8万円と水中ライト並みに高いのです。

 そんなわけで早速WEBサイトで調べつつ・・・。

ISO125,焦点距離10.1mm,f/4.4,1/400

 

ベラ科のツユベラ。ベラは単独で泳いでいることが多く大変綺麗な色の魚。ストロボの光を縦に反射しているので光沢質の胴体なのだろう。青の紫斑は、やはり青い絵具を探さないと出せない色ですね。お前は絵にするのが難しいんだよ。まったく絵描き泣かせの魚だ。

ISO125,焦点距離11mm,f/4.4,1/1000

 

チンアナゴ、ガーデンイールともいう。これ以上近づくと一斉に全部もぐってしまう。もぐらせると後から来るダイバーが見られへんから、まあ遠目の撮影もしょうがないな。実物は少し顔の周りに模様があり、そんなに洋名ほど格好が良いわけではないから、やはり和名の方が似合っている。やはりお前達は身が少なく食えないチン!、なのだよ!!

ISO125,焦点距離21.5mm,f/4.9,1/640

 

カワハギ科のノコギリハギ。もう形といい模様といい、漫画だね。目の周りの模様なんかは、ここから取ったんだろうかとおもわれるぐらい珍奇。まあ形も魚ならしからぬ中途半端だし、申し訳程度について三つの小さなヒレをぱたぱたさせながら、トロトロと泳いでいる。こんなのでよく泳げるじゃんと思うけどな。多分動作が鈍いのだろう。魚達の餌魚かな!!!。

ISO125,焦点距離11mm,f/4.4,1/200

 

ベラ科のヤシャベラ。単独で泳いでいることが多く、ヤシャベラというネーミングは格好が良いけど、初めて気がついたけど眼の周りの模様が漫画的だ。こいつは名前倒れだな。ネーミングのわりには、ずっこけている魚。赤の黒なんてスタンダールの小説じゃあるまいし、すぐに飽きる退屈な色なんだ。

ISO125,焦点距離13mm,f/4.5,1/800

 

これは一寸わからないが調べるとベラ科カマスベラかなぁーと自信はない。なにしろスマートな胴体でスッキリしていて目の前を平然と横切ってゆく。格好が良いからスカシてんだよ。昔そんな高校生がいたな。スカシベラと名付けたいね。

ISO125,焦点距離11mm,f/4.4,1/400

 

こういう特徴ある形態は、チョウチョウウオ科で種類は結構あり線の模様から判断するとヤリカタギかなぁー・・・。上下にまあ平べったいから泳ぎやすいとは思うが。魚なりに流体力学を習慣的に身につけつつ形態が進化してきた。よくわからないから、そう解釈しておこう。

ISO125,焦点距離8.5mm,f/4.3,1/800

 

ベラ科のホホスジモチノウオかな。だって模様がそっくりだもん。目の周りの模様がやはり漫画。眼はグリッとせり出してこちらを見ている。なにしろあいつらは魚眼レンズですからね、180度見渡せるわけさ。俺の魚眼レンズはオリンパスだけど、あげちゃった。はやくニコノス開発してさぁー魚眼レンズだせよ!。魚はみんな魚眼レンズなんだぜ。これだけあればよいからさぁー。そういうことニコンはわかってんのかなぁー。

ISO125,焦点距離8.5mm,f/4.3,1/60

 

 フエダイ科のヨシズフエダイかな。あるいはニセクロホシフエダイかなあ?。この魚は群れで泳いでいることが多い。沖縄の海ならどこにでもいる平凡な魚。というのも色的には、黄色に紫という配色系は私的には面白くない。大体そんなの年寄りのセンスは地味!。柄かえて出直してこいよ!!。

ISO125,焦点距離9.2mm,f/4.3,1/320

 

沖縄県座間味島アイダー

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

 

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PEN LIFE1573. 3mmのスーツ・・・

2018年10月07日 | diving

 さてまた少しダイビング画像に戻ろう。

 場所は、透明度の高いドラゴンレディ。映画「馬場康夫監督:彼女が水着に着替えたら」の撮影場所になったところだとする説明を漫然と聞き流していた。調べたら1989年公開!。えっえー!!、主演:原田知世!!だって、そりゃ、もろバブル時代だ。沖縄で水中撮影して、物語の設定は相模湾かよ!!!。そりゃ嘘も甚だしく、いいところをつまみ食いしてゆくいい加減さがバブル時代の典型だった。そんなことを、ダイビングボートに乗り合わせた女の子にいってもわからない。だって生まれてないもん。

 画面に泳いでいる透明な小さい魚は、スカシテンジクダイの群れ。

 このときから新調した厚さ3mmのダイビングスーツを着用。何しろウェイトが少なくてすみ、軽くて動きやすく、着やすいのもメリットだ。まだ10月ぐらいまでは、3mmのスーツでゆくことができるだろう。それまでのスーツと比べれば僅か2mmの差だが、薄い方がはるかに身軽になる。

 さて、台風25号が沖縄県に接近しているという話。これを書いているのは10月3日だから、このブログがアップされる頃には通過しているだろうという役に立たない話。こちらは11日から沖縄なので、まあ安心の部類。脳天気というべきか。

 そういえばハウジング・レスのニコノスが出るのではないかという情報が散見しだした。ニコノスに解像度が高い魚眼レンズを組み合わせるなんざあ私好みの仕様だ。もしも登場すればオリンパス・ハウジングよりは小さく、願ったりかなったりなのだ。来年の春に期待しようというわけだ。それが、でなければ、ずーーと解像度と遠景の発色が悪いニコンW300の画像だすなあー。

 やはり冬は沖縄とはいえ水は冷たい。だから12月〜3月はドライスーツなので私はオフシーズンにしている。これは水没する危険性と隣り合わせなので私好みではない。通常のウエットスーツで潜れるのは12月中頃までだろう。

 

 

 

沖縄県座間味島ドラゴンレディ

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200, 露出補正-1.7,f/10,1/200、ISO200, 露出補正-1.7,f/10,1/250

 

 

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Nikon Freak185. 牧志の市場

2018年10月06日 | Okinawa

 牧志の市場は、それ自体は大きいのだが、それほど訪れる人が多いわけではない。観光客が訪れるのも国際通りから公設市場ぐらいまでだ。しかし道は輻湊し、入り組んだ路地を抜けて行く面白さがある。シャッターを降ろした店舗が圧倒的に多い。時代とともにこれから変わってゆくのだろう。

 店の前にはテーブルが並んでいる店が多い。テラスというわけだ。那覇にはこうしたしつらえの店が多い。暑い室内よりは外の方が涼しいとするこの土地の気候もあるのだろう。

 それに何故かこのときは撮影に腰が引けている。露出表示が自然光に頼っているので見落すこともあるし、突然フィルムの感度をあげることはできないので、思わず低速シャッターで撮影していたりする。そのあたりがデジタルとは大いに違うところだ。もちろんピントはマニュアルよ。

 上の画像ぐらいに光が均一の状態であれば、フィルムもデジタル同様に使うことができる。コントラストが少ない方が綺麗なのだ。つまりポジフィルムのラチチュードは、デジタル同様に狭いわけだ。

 さてオリンパスの水中機材一式はあげてしまうし、SONYα6000とツァイスレンズなどのシステム一式もあげてしまった。そうなると次の候補はSONYα7のシリーズでもよいのだが、いかんせんSONYのレンズがないから、コシナ・ツァイスレンズとニッコールレンズが揃っているニコンDfか。それはなんか色が今ひとつなのだが、目下価格が下がるのを待っている。もう18万円代なので手を出すのはあと一息か。そうなると完全にニコンフリークだ。まあ昔に戻っただけだけど。今一SONYの方が色が綺麗だよね。

 ニコンF3+MD4とニコンDfという組み合わせも、一寸ニコンレンズシステムの使い道が増えてきて、なかなかおつだと思うあたりに機材フェチの根性が見え隠れしていて、我ながら笑える。在庫処分というとどこか牧志市場のお店の閉店間際みたいだ。そんなことを思うと寂しい時間がくるのだろうか。

牧志の市場 

那覇市那覇市

NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2

デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8

 

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Nikon Freak184. 沖縄の植物

2018年10月05日 | Okinawa

 建築屋の好みで建物の外壁を植栽でおおうなんかええと思うけど・・・。

 それは本州人の発想であって、沖縄でやったら大変なことになる。何しろ少し植栽を植えれば一気に予想以上に成長し、そして人が住まなくなったとたんに植物が建物を飲み込みはじめ、やがて建物は植物で埋没してしまうからだ。沖縄は、植物の成長が著しく早い亜熱帯地方である。もちろんバナナだって家庭菜園でできるぐらいだから、農家では当たり前のようにバナナやパイナップルが収穫でき、お店で売っている。

 だから沖縄の建築家の視点としては、植栽なんて気持ちの悪い存在とする意識だろう。むしろ植栽なんかしなくてよい。できればコンクリート打ち放しで植物皆無とする、そんな美意識が成り立つのが沖縄の建築風土だろう。それを芝にするといったらもう管理が大変なのだ。ほっとけば飛んできた種が雑草を大いに繁殖させてくれる。だからリゾートホテルの芝の管理などは大変だろうと推測する。

 そう都合良く、沖縄の風土は南国的な植栽の風景などをつくってはくれない。いや私達が南国的だと理解している風景は、大概は意図的につくられた風景だといってよい。自然といったら、それはほっておけばジャングルになることを意味する。それは都市とて例外ではなさそうだ。

 今日のブログの画像は、すべて那覇市の都心風景だ。下の画像などは画面隅に国際通りに面して建っているホテル・JALシティが映っている。そういうところなんですね、沖縄は。

 

 

 那覇市国際通り裏

 

那覇市那覇市

NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2

デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8

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Nikon Freak183. 首里三筒

2018年10月04日 | Okinawa

 上の画像は、いつも撮影するモードで撮影した。

 左側がフィルム機材NikonF3+標準レンズでフィルムはプロビア、右側がデジタル機材SONYα6000+Ziessにズームレンズで風景モードで撮影したもの。

 このときは、露出も焦点距離も撮影モードも特に同じ設定にはしていなかった。だから比較はできないが、画像の見かけに限ればデジタル機材は少しフィルターでも描けているかのようなブログラムで補正しているためか見栄えが良く、フィルムは地味だなと感じてしまう。

 しかし、そもそもフィルムかデジタルかを比較すること自体が適切ではない。被写体のTPOに応じて使い分けてゆけばよいだろうと思われる。

 首里三筒は、琉球王朝時代に泡盛の製造が許された3地区の総称だ。

 さてモノレール首里駅から始まる街歩き首里三筒のコースは、泡盛工場と城下町の散策路だ。首里そば店の脇を抜け、いくつかの泡盛工場を通り過ぎ、街が一望できる公園があり、琉球王朝時代の別邸迎賓館があった御茶屋御殿跡があり、石畳の道、そして首里城に至る変化のある散歩コースだ。住宅街の道の奥に城壁がドンとみえるなんざあ少し王朝時代の空気も感じさせてくれる。散策路から突然那覇の街が一望できたりして変化もある。

 街まーいというガイドが市内の各コースを案内している。それでWEBをみたら、代表的観光地以外は開店休業中が多い。なんだぁーの気分だ。特に早朝の魚市場見学に朝の海鮮丼なんていうコースは、是非案内して欲しいのだがいつも休業中だ。残念自分で回るほかなさそうだ。

 さて散策路途中のフィルム画像でもアップさせておこう。ボーンター積みと呼ばれる民家の石垣と那覇の市街地。海の向こうに慶良間諸島が僅かにみえている。

 ボーンター積みの石垣がある民家

御茶屋御殿跡

 

那覇市首里

NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2、SONYα6000-CarlZeiss18-70mm/F4

デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8

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Nikon Freak182. フィルム画像とデジタル画像

2018年10月03日 | Okinawa

 さて沖縄のフィルム画像に戻ろう。黒い船の部分は、複写したときにつぶれていたので、Photoshopでレベル補正を空に合わせて補正したので過激な色合いになった。沖縄に台風が来る前日は夕焼けが綺麗だという話を聞いたことがある。夕方軽食ルビーに出かけた帰りの泊港からの夕陽だ。

 今日も含めて5回、ポジフィルムからのデュープ画像をアップさせた。もちろんデュープ機材EOSは忠実設定にしてあるので、一応ポジフィルムの画像をそのままトレースしたと理解している。それでもどこかEOSデジタル的解釈が入ってくるだろう。

 例えばデュープはさらにフィルムのコントラストを高くする傾向にあるが、やはりデジタル機材で複写しているからどうしてもポジネガの色とは言い切れないところがある。そこでポジネガをみながらphotoshopでの修正が必要になってくる。

 だからコントラストの差が大きい被写体では、やはりラチチュードが狭いポジフィルムの特性を反映し、あまり好ましい画面とはならないこともある。従ってコントラストの少ない曇り空での撮影の方が、デジタルにデュープしたときに再現しやすい。

 フィルムの欠点は、ISO感度が決まっていること、フイルム代と現像代が高く時間がかかること、露出データをメモしない限り撮影データがないこと、などであろうか。それでもある種の発色の良さがあるだろうと思っている。そのあたりは、フィールドワークの目的に応じて使い分ければよいだろう。例えば電気がない村に一週間以上滞在するならフィルムといった具合に・・・。

 参考までにフィルムとデジタルの機材で撮影したそれぞれの泊港を添付しておこう。

フィルム画像(三脚不用で撮れる限度かな)

 デジタル画像(フィルムでは三脚必須だが、デジタルでは手持ち撮影で)

 

2018年8月、那覇市泊港

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2。SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar E F4/16-70,mm、ISO2000,焦点距離70mm,露出補正-0.3,f/4.5,1/100

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

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Nikon Freak181. 大阪天満宮

2018年10月02日 | field work

 ワイルドな沖縄の口直しを大阪で続けよう。

 場所は天神橋筋、それもフィルム機材の画像で。光が均一に回っているためか、これだけ画質が良ければフィルム機材もデジタルと同等に扱える。むしろ色の彩度が高く画面のコントラストが差が大きいのではなかろうか。

 さて、なにしろカメラメーカーのサービスステーションが大阪だから、ゆかざるを得ない。といって古い民家を探してマイナーな街を歩く気力はなく、オリンパスのサービスセンターを下れば心斎橋筋界隈、梅田のニコンからトロトロと歩いて行くと中崎町、キャノンは中之島だから少し不便だ。サービスセンターはないが京都からの京阪や阪急に乗れる天神橋筋と出先は限られてくる。まあそのあたりが、大阪の食べ物屋が多いという理由だが。

 大阪のカップルを見ていると、男の子や女の子の選び方の一番のポイントは、先ず相性であったり気心であったりする。すくなくとも大阪人は、東京人のように外観で女の子は選ばない。まあそれが正解なんだけど。この画像をみていると気立てのよさそうな娘さんとお似合いのようにもみえる。そんな空気をありありと感じさせてくれるような画像だ。

 さてこのブログを書いているのが9月27日だから5日分の早書きをしている。気になるのは台風24号チャーミー・・・。台風情報を書くと、違和感だらけになる。予報より1日早く通過していったようだ。そんな風に未来の話を書くというのも一寸面白いのだが、台風が気になるというのも、またダイビングに出かけようと目論んでいるからなのだ。

 

2018年8月、大阪天満宮

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

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Nikon Freak180. 道頓堀川

2018年10月01日 | field work

 ついに昨日の午後3時の台風予報をみると、宮崎沖で僅かに進路が東寄りになっているのではないか。微妙な差なのだけど、台風は大きくとがった鋭角三角形の頂点に位置しているから僅かな差で近畿直撃の可能性がなくなる。昼から関西の私鉄はストップしていたのに肩すかしでしたね。

 昨晩20時の時点では、和歌山県に上陸したから、奈良、三重経由で愛知県半田市あたりを目指し、長野県を袈裟懸けにしてゆくコースに変わっていった。通過時点と高潮が重なる名古屋が心配ですね。(昨日の夜の記述)

 今日は、台風一過の晴天。

 さて沖縄のマイナーな風景も疲れるので一寸私達の都会に戻ろう。といっても沖縄のフィルムを現像したなかには、大阪を撮影したネガがはいっていたからなのだけど。

 道頓堀側、1990年頃のニコンのレンズは逆光で時折ハレーションを起こす。それを除けば今のレンズと遜色がない性能。当時このレンズは個性がなく地味とする評価もあった。そんなことをいっていてはフィルム機材の活躍の場が滞る。ここは使うほかないだろう。

 8月の暑い頃、しばしば大阪の役所へでかける用事があった。用事を済ませ真面目に帰るのはアホらしいのでフィルム機材ニコンF3+MD4にプロビアを詰めて大阪の街歩きをしていた。

 この街と関わりを持った人にとっては、生活の端々に記憶に残る大阪の風景だ。一人一人の街と関わりをもったときに風景や街に意味や記憶が刻まれる。それを「意味づけられた風景」と呼んでおこう。大阪は、意味づけられた風景の街だ。だからこの街に関わりのない私が撮影しても面白いはずがない。

 ならば、「深作欣二監督:道頓堀川1982年」でもみてみよう。松坂慶子のボディも麗しいのだが、ハスラーが大いに絡みつつ19歳の美学生と年上の元芸子の恋物語。そんな物語の背後に道頓堀川がある。この撮影監督の川又昂さんは、この川をどう撮ったか?。喫茶店の窓からみた川、そして夜のラストシーンぐらいだった。どう撮っても直線が続く単調な風景であるが知名度だけは高い。

 意味づけられた風景を持った人間同士のつきあいがこの街の個性となるのだろうか。つまり大阪は住んでコミュニティと関わらないとおもろい街ではないのだろう。

 そんな空気を感じながら私は早々に引き上げた。

 ちなみに道頓堀川の始まりはこんな風景だ。あまり面白いモノではない。

 

2018年8月、大阪市道頓堀川

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

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