Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fisheye64. ツァイス風水中ランドスケープ

2022年02月13日 | diving

 

 天気予報では北風。だから寒い1日を覚悟していたが、この日は暖かい沖縄の12月だった。ダイビングで潜れば光芒が水中に直線で射しており幻想的に美しい。その美しさは、撮影機材でも表現しきれない。

 自然のランドスケープは、実際に見に行くほかない。それを画像に収めても、画像がその美しさを表現してくれるかといえば、多分何分の一ぐらいの表現力でしかない。それを画像修正で記憶のランドスケープに近づける努力はするが。

 そうかと思えば、実物以上に画像補正の効果があって迫力を増したり、といった場合だってある。写真の世界は、まさにそれだろう。静止画だから補正できるが、動画では補正にも手間暇のかけ方で可能だが、毎日のブログアップでは限度がある。といって揺らめく光は動画でなければ表現できない。

 動画で撮影しておいて、後で静止画に切り出す方法が一般的だ。切り出せば加工は自在だ。このブログの静止画では、動画を切り出しツァィス風色調にしている。もちろんツァイスは過去に水中機材がなかったので、ツァイス風水中ランドスケープなんてあり得ないけど・・・。

Fisheye64.GISHIP,KARAMA ISLAND

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fisheye63. 冴えない12月の慶良間諸島は意外だった

2022年02月12日 | diving

 

 実は、昨年12月12日から三日間のダイビングに出かけた。例年この時期の沖縄は冬の入り口の頃だ。だが予想外に暖かく、中1日の海のシケを除けば、水温24°と外気温より暖かく素晴らしいダイビング日和だった。

 朝、最初のダイビングは、慶良間諸島儀布西のポイントだった。いつも最初の日の最初のダイビングは気分が重たいのだ。なによりも体調が水に慣れていないし、耳のエア抜きだって不安があるからだ。これまでのダイビングで耳抜きができなかったことは一度もないけど・・・。

 ボートから飛び込み水中を見回したら、素晴らしい透明度。そして光の光芒がまっすく水中に差し込んでいる。そんな光芒に照らし出された海底は、光が踊っている。水と光の饗宴といったらよいか。12月の冴えない季節に、こんなに美しい風景に遭遇できるとは思ってもいなかった。

 そんな水中をGopro7で撮影していた。少し青みが強い特性はあるが、それ自体は水中で好都合だし、なにより発色が良い。それに加えて小さく軽いのがありがたい。以前はオリンパスEM-1のハウジングに標準的な水中ライトを使用していた頃から比べれば、はるかに軽い装備だ。

 ただしバッテリー交換をすると日付設定が初期化されてしまったり、スリープ解除と撮影機能が同時に働かないなどの短所もあり、ここは使い慣れるほかない。

 それでも、傷のついたINONの魚眼レンズとともに、今の私のメイン機材だ。

WEST GISHIP,DECEMBER of KERAMA

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング574. 小説:小樽の翆502.幕間 空間感と光

2022年02月11日 | drawing

 

 今月は小説:小樽の翠を4回しかアップしてないのに、幕間とはこれいかにだ。

 他所の話題が多かったので頁を取られてしまった。最近アップする記事のローテーションみたいなものがあって、毎月11日は幕間とし、小説から他の話題に転じている。

 作業量を見計らいながらクロッキーデッサンを着彩しイラスト化するというのも、ブログのイラストは消耗品だからだ。ここに精魂込めて描こうという時間はない。どちらかといえば、すぐに忘れ去られる消耗品だからこそイラストなのだろう。

 それでも1年以上つつけていると、これは描けたというイラスト作品は、いくつかある。それを集めて東京のカフェで個展をしようと考えているうちに、時間もたってしまった。

 じゃあ、個展を開いて私的に何かの意味があるかと思うと、実は皆無。通り過ぎる街の風景の1つに、私のイラストが登場したところで人々の眼にとまることはなく、記憶もされない。それだけ私達の日常はイラストであふれている。つまりお菓子の包装紙のイラストと同等の気分でしかないだろう。

 そう思うと、個展なんて面倒くさいという結論になる。

 もう一つある。昔美大入試のためにデッサンや水彩画は勉強してきたから描けるはずだと思っていた。しかし今は描き方を忘れている。それでブログ用に描きながら技法を思いだそうと試行錯誤だ。

 そこでブログ用に毎日描くのは技法を思い出す上でも調度よい訓練だが、それでも一寸の間だけ描かなでいると、人体などはボディの面の構成がわからなくなっている。随分前に描いたクロッキーだから、面の構成を忘れているのもあるのだろう。

 裸婦を使って何を描こう、あるいは表現しようとしているかといえば、空間と光だけなのである。2次元空間に奥行き感のある3次元的空間と、空間の中を走るまわる光を描きたいだけである。そのために人体や風景を借りているに過ぎない。といってそれは絵具の混合技術も相当数関係があるので容易にゆかない事が多い。

 そう考えていたら昨年水害にあってから、高台のアパートに引っ越したフィリピンのNIKKAの家が住めるように整ってきた。ならば長逗留して描きながらブログにアップさせようという企画もありそうだ。

 そしたらNIKKAから「あなたは、私の裸を描いたら発表するでしょう。私は女ですよ」だって(^_^)。違う国の空気の中に長期滞在するというのは、私の当面の夢だけど・・・。

  さて、いつもデスク周りの画像を幕間の挿絵にしている。ここまでマクロ撮影ができて簡単に撮れるからiPhonで十分だ。撮れば即Air LanでMacに保存され、ブログに使うことができる。ブログを書くテンポを阻害しないところが優れものだ。こうなるとデジタル一眼レフへの関心がさらになくなる。ニコンだキャノンだといわれても大きいし、操作が面倒だし、こちらは、そんな高画質は望んでいないし・・・。そんなわけで撮影機材を取り出す機会が急速に減少した昨今である。

 

iPhon13pro

ISO160,焦点距離26mm,露出補正0,f/1.8,1/60

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外編527.冬の旅

2022年02月10日 | field work

 

 三年12月19日に、知人の舞踏家兼画家からパフォーマンスの案内をもらった。普段ならスケジュールがはいっていて行かれないところだが、不思議とこの日は空いていた。

 ならば豊田市まででかけますか・・・。

 そんなわけで各駅停車の新幹線に乗り、いつもの車窓風景を。というのもこの日は2日前に降った早めの雪が解けずに残り新幹線も徐行していた。この時期で、既にこんな風景ならば、2月だろうと変わりはない。

 新幹線通勤をしていた頃は、こうした車窓撮影に没頭し、このブログでも多数アップさせたが今の私には通り過ぎた風景だ。飛行機には乗るが、新幹線は高すぎて退屈だとする最近の私の気分もある。

 そんな気分は、おいといて豊田市美術館へ向かった。冷たく凜と冷え込んだ空気が、クリアに風景をみせてくれた寒い冬の1日の旅だった。

 なにげに撮影したiPhonの動画が結構役にたっている。しばらく手放せない機材だ。

 

番外編527 冬の旅

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外編526. 新型コロナウィルス24.2022年1月のパンデミック状況 Pandemic situation in January 2022

2022年02月09日 | analysis

 

 1月はオミクロン株が流行している。そこでデータでみてみよう。ここでは日本と類似している、島国、人口規模が同じであるフィリピンと比較する。というのも最近の情報では、フィリピンは2月10日から30日間のビザなし渡航をはじめる。その背景をデータでみてみよう。 

Omicron strains are prevalent in January. So let's take a look at the data. Here, we will compare it with the Philippines, which is similar to Japan and has the same island country and population size. The latest information is that the Philippines will begin a 30-day visa-free trip from February 10th. Then let's look at the background with data.

 

1.感染状況とワクチン接種回数について

 図1は、1日の感染者数推移とワクチン接種回数累積値の推移を日本とフィリピンでみた2軸グラフである。オレンジ色は、1日の感染者数だ。日本では、オミクロン株によって増加傾向が顕著。それはフィリピンにおいても同様である。1日の感染者数は1月31日で85,000人(日本)、86,000人(フィリピン)と類似している。

 青色の線は、これまでのワクチン接種回数累積値である。日本では、2回接種者の割合は人口の80%である。さらに3回接種が始まっている。フィリピンのワクチン投与量は1億6950万とあるので、2回接種者数は8,400万人と人口の72%が2回接種を完了している。違うのは、フィリピンがワクチンによる抗体値が高いときにオミクロン株と遭遇していることだ。これは幸運だといえる。

尚Oxfordのデータは1/2の欠損値があるが、現在の姿である。

 

1. About infection status and number of vaccinations

Figure 1 is a two-axis graph of changes in the number of infected people per day and changes in the cumulative number of vaccinations in Japan and the Philippines. Orange is the number of infected people per day. In Japan, the increasing trend is remarkable due to the Omicron strain. The same is true in the Philippines. The number of infected people per day is similar to 85,000 (Japan) and 86,000 (Philippines) on January 31st.

The blue line is the cumulative number of vaccinations so far. In Japan, the proportion of double vaccinations is 80% of the population. Three more inoculations have begun. Since the vaccine dose in the Philippines is 169.5 million, the number of double vaccinations is 84 million, and 72% of the population has completed vaccination.

The difference is that the Philippines encountered the Omicron strain when the vaccine antibody levels were high. This can be said to be lucky.

The Oxford data has a missing value of 1/2, but it is the current state.

図1. 1日単位の感染者数とワクチン接種回数の推移

Figure 1. Changes in the number of infected people and the number of vaccinations on a daily basis

出典:厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00254.html

 Oxford Univ.Our World in Data、https://ourworldindata.org/covid-vaccinations

 

 図2は、この前述の2指標の関係性をみるために相関係数を算出したものである。1月前半の値は、日本が+0.52、フィリピンが+0.07と正の相関である。従って感染拡大を裏付けている。しかしフィリピンの方が値が低い。つまりワクチン効果があるときに、オミクロン株と遭遇したことを裏付けている。そう考えるとワクチン接種のタイミングがありそうだ。

Figure 2 shows the calculation of the correlation coefficient in order to see the relationship between the two indicators mentioned above. The values in the first half of January are positively correlated with +0.52 for Japan and +0.07 for the Philippines. Therefore, it supports the spread of infection. However, the value is lower in the Philippines. In other words, it confirms that he encountered the Omicron strain when it had a vaccine effect. Given that, there seems to be a timing for vaccination.

図2. 月単位の感染者数とワクチン接種回数累積値の相関係数(左:日本、右:フィリピン)Figure 2. Correlation coefficient between the number of infected people on a monthly basis and the cumulative number of vaccinations (left: Japan, right: Philippines)

 

2.社会的免疫の獲得時期について

 図3でみれば日本のワクチン接種3回目の完了(80%接種)時期が、2022年4月頃となり前回予測より2ヶ月早くなっている。これは政府の前倒しによるものであろう。

 フィリピンは2回接種完了が2022年7月となる。3回目接種は未定だが、現時点でその必要性はない。なぜならば、ワクチン接種のタイミングがあるといえそうだ。

 

2. When to acquire social immunity

Looking at Figure 3, the time to complete the third vaccination in Japan (80% vaccination) is around April 2022, which is two months earlier than the previous forecast. This may be due to the government's advancement.

In the Philippines, the completion of the second vaccination will be in July 2022. The third vaccination is undecided, but there is no need for it at this time. Because, it seems that there is a timing of vaccination.

図3.現時点での感染収束時期の予測結果

Figure 3. Predicted results of infection convergence time at present

 

3.まとめ

 WHOは、今後新しいパイ、ロー、シグマ株の登場を警告している。私には、その警告が正しいか外れるかはわからない。というのも、過去のスペイン株の流行は2年間継続した。これと比較すれば現代は、世界的に人の移動が格段に多い時代である。だから感染が鎮圧されるまでに数年はかかるかもしれない。今の私達にできる事は、感染が一時静まった頃を予測して行動するというのがパンデミック下の方法だろう。感染が納まるには長い年月が必要となり、これからも継続的なワクチン接種が続くだろう。

 日本の場合、第3回目のワクチン接種の開始時期が1ヶ月以上遅すぎた。その原因は、私がいつも指摘しているように、文科系の政治構造にある。例えば、問題が起きる、そこで専門家をいれて議論する。それは20世紀の方法であり、現代の方法ではない。

 オミクロン株が南アフリカで最初に発見されたのは、2021年11月。その一ヶ月後には世界への感染拡大状況が顕著であった。そして数理モデルの研究者達は、すでに予測していたはずである。だから昨年からワクチン接種をはじめるべきだった。

 私は、今日3回目のワクチン接種を受けた。しかし時既に遅いのである。議論ばかりしている間に、科学認識に疎い日本の政治家の判断は、遅れに遅れた。

 今必要なのは、数理モデルで未来を予測し、数字の意味を理解でき、即政策に反映できるプログラムを立案でき、そして実行できる政治家である。それは、今の日本には存在しない。

 文化系の勉強しかしてこなかった政治家では、科学社会の日本では限界がある、或いは不適任だ、ということを、私は指摘している。

 今、日本は、第6次パンデミックの中にいる。既に武漢型対応ワクチンのブースター接種は限界にある。次のワクチン開発が急がれる。ウィルスが変異を繰り返す。それがこのパンデミックの特徴だ。ウィルス変異速度よりも早い速度で政治が対応しないと、このパンデミックは納まらない。

 

3. Summary

WHO has warned of new pie, low and sigma stocks in the future. I don't know if the warning is correct or off. After all, the past epidemic of Spanish stocks continued for two years. Compared to this, the present age is an era in which the movement of people is much higher in the world. So it may take several years before the infection is subdued. What we can do now is to anticipate and act when the infection has subsided. It will take many years for the infection to subside, and continued vaccination will continue.

In Japan, the start of the third vaccination was more than a month too late. The cause, as I always point out, is the political structure of the liberal arts. For example, when a problem arises, we will discuss it with an expert. It's a 20th century method, not a modern method.

The Omicron strain was first discovered in South Africa in November 2021. One month later, the spread of infection to the world was remarkable. And researchers of mathematical models must have already predicted. So I should have started vaccination last year.

I received my third vaccination today. But it's already late. During the discussion, the judgment of Japanese politicians who were not aware of science was delayed.

What is needed now is a politician who can predict the future with a mathematical model, understand the meaning of numbers, formulate a program that can be immediately reflected in policy, and execute it. It doesn't exist in Japan today.

I point out that politicians who have not studied cultural matters have limitations or are unsuitable in Japan, a scientific society.

Japan is now in the 6th pandemic. Booster inoculation of Wuhan-type vaccine is already at its limit. The next vaccine development is urgent. The virus repeats mutations. That is the characteristic of this pandemic. This pandemic will not fit unless politics responds faster than the virus mutation rate.

 

撮影データ

積丹半島:NikonDf,28-300mm/F3.5-5.6

ISO200,焦点距離300mm,露出補正0,f/11,1/125 

Shooting data

Shakotan Peninsula: Nikon Df, 28-300mm / F3.5-5.6

ISO200, focal length 300mm, exposure compensation 0, f / 11, 1/125

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング573. 小説:小樽の翆501.うちの上さん

2022年02月08日 | Sensual novel

 

ベーヤン「You Tubeを見ていたら、新婚家庭のショート画像が人気があってさあ、遊び相手の旦那だよ。子供はといったら、面倒だからもっと遊びたいだって。現代っ子ってこんな感じなんだろう。フィリピンもおんなじかい?」

榊原「フィリピンといっても広いからね。マニラなんか日本と同じかもしれないけど、田舎は違うと思う。つまり女の子って結婚の目的が、最初からはっきりしているんだよ。つまり子供をつくる事。これにつきる。だから美男子だったり、才能があったり、そんな良い遺伝子に惹かれるのでしょう」

「意外にプリミティブなんだ」

榊原「そう原始的だよね。そこに最先端を走る現代人は、安らぎを感じたりしてさ。まあ僕の事ですけどね((*^▽^*))、でつ・・・」

ベーヤン「でっ、の次は?」

榊原「うーーんいっちゃおうかな!。実は上さんが雪が見たいというので今晩小樽に来るんですよォー

「迎えにユカナクテイイノ?」

榊原「ナビで検索して小樽にくるっていうんですよ。もう小樽に着く頃です」

ベーヤン「フィリピンの人が雪!。そりゃ、引き留めて悪かったな、いいよ迎えに行っても」

榊原「エアロビクスのインストラクターをしているから体は頑丈なのよ。それで雪国といったら、みたーーいだよ。もうじきここへ来るというんですよ」

ベーヤン「えっ!、ここへ。わかるかなぁー」

榊原「多分わかると思います」

・・・

遠くで、いらっしゃませ!、という声がしている。

英語が聞こえている。

つかつかと、カーリーヘアのオリバーピーブルの眼鏡をかけたスタイリングな若いダンサー風のボディがやってきた。

榊原「紹介します。うちの上さんです!」

ジーナ「ケンチクカ、サカキバラのカナイデスゥー」

(*^▽^*)

・・・・・

一同唖然とし75歳の建築家の隣に20代のジーナが座った。もちろん夫婦だ。

宴会に大輪の花が咲いたみたいだ・・・。

宴たけなわ。

・・・・・

窓のそとには、雪が降りだしている。

さあ、心ゆくまで時間を忘れて飲もうか・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング572. 小説:小樽の翆500.カップルとお一人様

2022年02月07日 | Sensual novel

 

 フィリピンの著名な建築家榊原守さんとの酒飲み話にアチキはつきあっいる。そんな時間が続いている。

ベーヤン「昔はさあ、見合いなんかダセーっ!、といって自分で男を見つけて結婚する女が多かった。だけど見合いか恋愛かは形式の問題なんだよ」

「形式よりは出会える機会が大切だというのがいまの風潮なんだ」

榊原「そうねぇ、形式なんかどっちでもいいよね。フィリピンの田舎なんか、みんな親や親戚の紹介が多いよね。だってそうしなきゃ安心できる相手かどうかはわかんないよ。でも紹介したら回りは、後は知らねえよだけどね」

「案外見合いの方が、いいかも」

榊原「わたしねぇー上さんが亡くなってから、その少し年配の日本人のお一人様を口説いたことがあるんですよ。でもねぇー年の差がねぇーといわれてバイバイでしたね。やっぱ恋愛なんかもう無理な年かと思うと、悲しくなりましたね」

ベーヤン「そんな経験をすると恋愛より見合いの方がましじゃない。といって日本人じゃ年相応とかわからんことを言い出すから、価値観の違う海外だよな。価値観が違えば結婚観もライフスタイルも違うよ」

「日本の常識がつまらない生活にしているんだよ。ピカソは67歳で5度目の結婚をしたし、上原兼は80歳で子供を設けた。それは異常ではなく人生を生きようとか楽しもうとする状態なんだよ。人間に老後なんて言葉はないんだな。回りがやたらと老けさせてくれるわけね。そういうことがわからないまま、お一人様が増えてゆく」

榊原「だって自分で探して、これでいいかなってところまでたどり着ければよいけど。そこまでたどり着かなかった女って結構日本には多いんじゃないかなぁー。だってお一人様って言葉が定着するぐらいだから」

「それでカップルになれずに一生過ぎるわけだ」

榊原「うわーっ、やだなぁー!、そんな人生。フィリピンはアメリカ文化の国だから、カップルが当たり前。もちろんカップルといってもLGBTも含めてですけど(*^▽^*)」

「それでもカップルでいることの方が幸せなんだ」

ベーヤン「だよね!」

「日本じゃ、カップルになれなきゃ、お一人様だもん。つまり異性との出会いがありませんでしたってわけで、一人ジッと我慢して一生暮らすわけだ。信じられない世界でしょう。どんなに理屈つけても、一人じゃあねぇーーー。それにしても、どうして人間はカップルになりたがるのだろう?」

ベーヤン「まあ、それが人間の本能、いや煩悩か。それに男は多産系だから、あっちこっちに種をまく・・・!?、種の保存の法則かなぁー」

「ベーヤンも、ばらまいたなぁー」

(*^▽^*)

次第に話が支離滅裂になってきた。

・・・

日が暮れて雪の街の灯りが目立ちだしてきた。

小樽は、冬のなかである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング571. 小説:小樽の翆499.建築家榊原さんが再びやってきた

2022年02月06日 | Sensual novel

 

 ベーヤンから、フィリピンでは著名、そして日本では無名の建築家榊原守さんが来ているから、また飲もうとお誘いがアチキのスマホに来ていた。だから、いつものオーセントホテルにあるバーラウンジのカウンターで男三人の飲み会だ。

「あら、フィリピンに帰ったのでは・・・」

榊原「札幌に仕事があるから、しばらくこちらですごしています」

ベーヤン「また、男と女の話がいい!」

榊原「フィリピーナならいくらでもありますよ。例えば女は、綺麗になってから男と出会うのか、それても男と出会ってから綺麗になろのか?、という命題みたいなものがある」

ベーヤン「日本じゃ、年頃になると男捜しのために、親が綺麗にさせるもんね。見合いなんていったら、あの手この手で着飾って・・、どうです!、うちの娘は!!、てな調子で高く売りつけようとするけどさ・・・」

榊原「フィリピン、それもマニラみたいな都会ではなく、田舎だったら、少し違うと思う」

「ほう、それで・・・・」

榊原「地のままで男と見合いする。だからよく言えば素朴、別の言い方をすれじ原始的。原始人と見合いするようなものですよ」

「地のままでも、よければOKというわけだ。そこから磨けば綺麗になるのは当たり前じゃん、というわけだ」

榊原「だって私の嫁が、男探してっていってきたから友達のフィリピーナの写真を送ってきたんですよ。それがこれ!」

「見合い写真というわけだ。これ全然普段の姿じゃん。なんか南の島の加工工場の叔母さん、いや姉ちゃんみたいだ」

榊原「それでもアピールしているんですよ。だってブラの姿ですから・・・。この格好で歩いていたりするし」

「開放的なの?」

榊原「実は、田舎だから保守的ですよ。だってこんな写真しかないなら男なんかこないよ。いっそヌードにしちゃえと冗談で上さんにいったわけ。そしたら上さんが『だって、結婚したら旦那は彼女の裸を見るでしょう。それが二人の楽しみよ。セミヌードで十分アピールしたいるのよ』だって」

ベーヤン「日本じゃ、見合いの写真にセミヌードはないけどなぁー・・」

「つまり見合いが基本なのかい?」

榊原「それは、男次第。やはり仕事ができてお金のある男なら紹介してよ・・・、なのよ。地元だとまともな仕事についている男って少ないのよ。だから彼女たちも、仕事ができる日本の男性ならば目一杯アピールするわけ。だって恋愛じゃ良い男は地元ではみつからないし、場合によっては妊娠させられて、渋々地元の男と結婚するのが一般的かなぁー。それが恋愛結婚の結末。だからやはり見合い願望でお金のある男狙いね」

「それでセミヌードですかぁー」

榊原「彼女たちの目一杯のアピールね。それに出会い系サイトがインチキだというのは、フィリピンの田舎の女の子達でも知っているしさ」

「情報が世界的に拡散するということは、アクティブな情報もネガティブな情報も同時に世界中へ拡散するわけだから、当然免疫体質も世界的にできるわけだよね」

ベーヤン「そうなると恋愛とか見合いといった概念なんかもともと存在していなくて、つまり出会い方があるだけだよな。出会わないと恋も始まらない」

「でしょう。だって出会い方を第三者がサポートしてくれるか、自分で見つけるかの違いだけ。第三者がサポートしてくれると、そこに紹介者の主観が入る事もある。例えば家の家風に合うとか、合わないからやめておこうとか・・・、まあいろいろと日本の過去にはあった」

榊原「そうですね。出会いがあることに意味がある。見合いも出会い系の信頼できる親族バージョンかな。((*^▽^*))」

そうしていると榊原さんのスマホに奥さんから電話があった。

ものすごく大きな声で「寂しいよぉー」と回りに聞こえていた。榊原さんは「ハイハイ、仕事が終わったらすぐに帰りますから・・・」と恐縮していた。

・・・

雪の覆われた小樽の山の端に陽が沈んでゆく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPhon style6. 冬忘れ

2022年02月05日 | Photographic Equipment

 

 昨年の12月11日から15日迄沖縄へ出かけていた。今回仕事がないので三日間ダイビングをしていた。

 12月としては、中1日だけ海がシケてビーチダイビングとなったが、幸運にも暖かい日に恵まれ、冬忘れのボートダイビングができた。夜、気象アプリは那覇市の気温19°、京都は2°を示していた。

 冬に入ると外気温の低下に反比例し次第に厚着となり、そして家に籠もる生活になりがちだとする冬のジレンマがある。そこからエイヤッと抜け出し暖かい土地で数日暮らすと、京都に戻っても寒さに耐えられそうな体調になる。そんな冬忘れの数日間だった。

 ダイビングだけなので、タンクはいつものエンリッチではなくレギュラータンクを用いた。だから身体は疲れるに任せ、那覇の街を撮り歩こうという気力は最初から皆無。従って街歩き用撮影機材は置いてゆき、必要ならばiPhone13proでいいさの気分。

 実はこれが正解であり、先ず荷物が少なく目方を減らせる、余計な神経を使わない・・、とメリットの方が多かった。そして静止画も動画もiPhom13proで必要十分。そうなるとこれまでの撮影機材の魅力が次第に失せてゆく。水中でもGoproが便利だったし、これまでマクロ撮影で活躍してきたCOOLPIXW300の活躍の場はなくなった。

 つまりズボラな撮り方、そしてこれが結構ラクチン。しかも世界的な半導体不足でデジタル一眼レフの機種によっては圧倒的な品不足だから、ますます使う意欲が希薄になる。もう画質にこだわる意味はなく、そこそこに撮れていればいいのよ・・・。そこそこの画質のiPhone13proで満足なのである。

 このときのダイビングの映像は2月12日からアップさせる予定です。

iphon13proBlogNO6

沖縄県

1)ISO50, 焦点距離39mm,露出補正0,f/1.5.1,1/4831

2)ISO50, 焦点距離50mm,露出補正0,f/1.5,1/887

3)ISO1250, 焦点距離78mm,露出補正0,f/2.8.1,1/60

4)ISO50, 焦点距離46mm,露出補正0,f/1.5,1/1440

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPhon style5. 映像ではどうだろうか!?

2022年02月04日 | Kyoto city

 

 iPhoneは高画質ハイビジョンであり、4K画質ではない。それで良い。というのも通信環境が5Gで全国を網羅されない限り、これはお預けだろう。

 映像は、データ量が途方もなく大きい。

 YouTubeのブログ画像でも4K画像はアップされているが、多くはハイビジョンの最高画質で撮影されている。それにアップできるデータ量の制限がある。

 では、みていてどうなのかが聴視者の関心事だが、27インチのPCモニターで見る限り4K画質が特段良いというよりは、まあまあシャープに見えますという程度。もっと言えば8K位は欲しい。しかし実際にスマホの画面で見たりしている分には、ハイビジョンで不足を感じることはない。そのあたりが映像は大雑把あるいは雑だという感じもする。

iPhon style5 HD 1080p

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPhon Style4. フィールドワーク

2022年02月03日 | Kyoto city

 

  さて少し無理な夜間撮影を続けよう。これである程度の画質が確保できれば昼は申し分なく映るだろう。だから今回は補正しないでアップさせてみた。

 iPhoneの色は他社のスマホと比較すればはるかに地味だ。それでいつも色の修正をして、私好みにしてしまう。どうにでも修正できるからこれも問題なし。夜の高感度画質は荒いけど、これも修正でしょう。

 デジタル一眼レフでは最高感度の設定を自分で選べる。それは画質が荒れたら使えないという日本人固有の潔癖症だろう。だがiPhoneは、そんなことお構いなしだが、やはりISO1000位でプログラムで押さえられているのかなぁー!?。画像で見ると、一定の光があれば十分。光が足りないと荒れてくるのはデジタル全般の事。

 そうなるとiPhone13proとMac Book proを携え、海外へ長期滞在できるフィールドワークがしたい。海外の土地に滞在しながら、現地からブログをアップさせるのは面白そうな企画だ。写真だけ撮影しているわけではないし、リモートで仕事もするからMacが必要になり、iPhonとシームレスに連携できる事が便利だ。

 だから重たい、大きい、高い、そして写真しか撮れないデジタル一眼レフを構えるという気分も荷物のスペックもない。やはり写し慣れているスマホが便利。そのほうが人々の自然な表情が撮れそうだ。iPhonの試写もそんな旅に向けての準備なら嬉しいのだが・・・。

 そんなフィールドワークをしたいと思いつつ、Google mapを眺めている。

 

京都市

1)ISO1000, 焦点距離13mm,露出補正0,f/1.8.1,1/40

2)ISO1000, 焦点距離26mm,露出補正0,f/1.5,1/30

3)ISO1000, 焦点距離85mm,露出補正0,f/1.5.1,1/17

4)ISO1250, 焦点距離13mm,露出補正0.3,f/1.8,1/10

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPhon Style3. iPhone13proの試写2.

2022年02月02日 | Kyoto city

 

 トップ画像は、ポートレートモードだ。背景がボケる事が必要だが、ちゃんとボケてくれる。このモードは焦点距離77mmにほぼ固定され、光学レンズの85mmとか90mmの画角だ。結構使える機能である。

 2番眼の画像は、焦点距離最大、つまりデジタルズームの最大値が406mmなのだろう。当然描写は無理がある。こういうときはphotoshopで大いに修正すればよい。まあそれでも画像は荒れているけど、ブログアップが640dpiなのでこれでよいか。

 3,4番目の画像は望遠レンズで撮影した。単焦点レンズとはいえ、操作性はズームレンズと一緒だ。

 つまり高画素のデジタル一眼レフで撮影したから、ブログには最高画素でアップさせたいというのが人情だが、デジタルでは適切な方法とはいえない。最高ではなく、最適画素数で十分。goo blogでは640万画素をお勧めている理由がわかる。

 「重厚長大」という言葉が昭和の頃にあった。本来重化学工業の特質を言い表す言葉だったが、どっしりとして大きいさま、重く厚く、長く大きい意味から。物や人の性格などについていう(三省堂新明解四字熟語辞典)、と定義がある。

 この四字熟語はIT分野で用いられることではなかったが、最近adobe系ソフトをみると次第に多様な使い方ができるように進化してきために、データ量が重くなってきた。これも重厚長大化現象とみてよい。

 そのためにPCも処理能力の高さが求められて進化している。こうした現象をみれば、パソコン関係も重厚長大化現象があり得る。

 重厚長大化の典型例は撮影データである。機材の高画素化にともない1枚の画像データ量が大きくなってきた。だがそんな高画素撮影画像を豪華写真集でも出すなら必要な仕様だが、一般的な私達は何処で使うのだろうか?。

 そうであれば、特段高画素である必要はない。iPhone13proの1200万画素で十分。その方がデータか軽く取り回しやすく、そして共同研究の場面では共有しやすい。そんな軽いデータでも学術論文では十分な仕様である。データを軽くし軽薄短小で正解。

 最初にiPhone13proを見たとき、何を3つの単焦点レンズつけてアホなことを・・・、と思っていたら操作性は写真のズームレンズの比ではなく、画面上を指をひろげるだけで、超広角から望遠までシームレスに変えられる便利さになれると、写真のズームレンズとかボタンをつっつく気分ではない。

 

京都市

1)ISO320, 焦点距離77mm,露出補正0,f/2.8.1,1/40

2)ISO1250, 焦点距離406mm,露出補正0,f/2.8,1/24

3)ISO1600, 焦点距離147mm,露出補正0,f/2.8.1,1/17

4)ISO2000, 焦点距離120mm,露出補正0,f/1.5,1/11

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPhon Style2. iPhone13proで試写

2022年02月01日 | Kyoto city

 

 さてiPhoneでいつもの散歩コースで試写。焦点距離が超広角から望遠までシームレスに指の動きで変えられるのは大変便利。

 人体の熱の7割は頭から放熱されるのでフードをかぶる。この時期、寒さに身体が慣れていない。マクドで珈琲をすすりながら画像の整理をして帰る。既に自宅のデスクトップに撮影画像が保存されている。こうした一連のシステム連携が便利だ。

 ようやくiPhoneにズームレンズがついた。いや正確に言えば3っの単焦点レンズの間をブログラムとしてフレキシブルに焦点距離を変えているわけだ。もはや光学系ズームレンズの概念とも違う。

 早速ナイトモードにして、少し厳しい条件で使ってみよう。ポケットからとりだして簡単に撮れるiPhoneのハンズオン感覚が手間いらずだ、これに慣れるとあの大きなデジル機材を持ち出す意味がない。焦点距離が406mmだって!。もちろんこれはデジタル拡大だが、私達の視覚が見たいと思った風景を容赦なく写し撮ってくれる。

 画像は、photoshopのオート補正で大きく変化しないから、比較的ソフトに最適化されてニュートラルな色調なのだろう。そこでZeiss風の設定にした。トップ画像などは、オッ!、ずばりツァイスではないですか。

 今私が興味を持つのは、映像用α7S3位だが半導体不足で在庫がない。ならばさっさと諦めてiPhonやGoproへ。カメラというプロダクトが死語になりつつある。

 

京都市

1)ISO1250, 焦点距離26mm,露出補正0,f/1.5.1,1/9

2)ISO2000, 焦点距離13mm,露出補正0,f/1.8,1/15

3)ISO1000, 焦点距離406mm,露出補正0,f/2.8.1,1/60

4)ISO640, 焦点距離26mm,露出補正0,f/1.5,1/40

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする