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2010-9-25 (土) 曇り 気温10℃ 異常に寒い
上流に向かうにつれヤマベが減り始め、アメマスは依然多いがオショロコマが増えはじめた。オショロコマは若魚、幼魚が多いが成魚も混じり個体数は上流にゆくほど増えてきた。ここのオショロコマは棲息環境が暗いせいか、体色地色はくすんだ暗褐色。大きさは成魚で尾叉長20cm前後。背部虫喰い紋理はとても細かく、項部はしばしばべったりして無紋。背ビレには細かな白点紋理がある。赤点紋理はオレンジ系色調で細かく、数は少ない。腹部着色はくすんだ淡いオレンジで時に黄色。♀腹部はまっ白である。胸ビレ、腹ビレの着色はくすんだオレンジで着色は淡い。ここのオショロコマはこの時期まだ産卵体制に入っていない。
源流域へと進むにつれ、しばしば出現する大たまりでは成魚から幼魚~若魚のオショロコマ、32cm、42cm の良型アメマス、小型~中型のアメマスが多く、ヤマベは少ない。42cmアメマス♀は産卵後であろうか、腹部がペッチャンコであった。ここまででオショロコマは約50匹は釣ったが釣り落としたり、撮影がうまくいかない個体も多かった。アメマスは100匹ほど釣って多くはそのままリリースし15匹ほどを撮影した。ヤマベは状態が良いものをキープしF氏が持ち帰った。この渓流は網走川水系でオショロコマが棲息する2本目の渓流であった。このように源流域までダムのない渓流は本当に素晴らしい。川が生きているという感じがする。周囲の環境もすばらしい樹林でまさにオショロコマの森だ。今日は気温10℃、水温も10℃で、防寒対策が不十分であったため、低体温症のようになり最後はブルブル全身の震えがきてまいった。低温のせいかデジカメの調子が良くなく、バッテリー出力不足となって光量不足の暗い写真が多かった。流れは速く撮影場所もなかなか良い場所が無く苦労した。 午後3時半まで釣って、最後は下流域を少しさぐって武装解除したが、とにかく寒い日であった。ウェーダーの右靴底の滑り止めペフ板が剥がれ、ウェーダー右側、なんとなくじんわりと水が入ってくる。もう買い換えかな。
これは、この時の釣りで持ち帰ったヤマベの甘露煮です。工程はけっこう面倒で、F氏自慢の逸品でおいしい。
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