オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

網走川水系、美幌川の大アメマス釣り

2012-08-11 16:18:14 | 大型魚
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秋も押し迫った10月30日、晩秋の網走川水系美幌川のとある支流に大アメマスを狙って出かけた。ちょっと寝坊したので朝食は近くの店でブタ丼をかきこみ、大アメマスの強烈な引きを思い浮かべながら大急ぎで釣り場へ急いだ。この時期、この場所へゆけば大抵大物が釣れるポイントがあるのだ。今日は20~25cmほどの良型ヤマベやアメマスが入れ食い状態で釣れたが、最後にやっと目的の大アメマスがかかった。
しかし1匹目は細い2.7mの渓流竿ではなかなか引き抜けず、ついに倒木の下にもぐりこまれて、そこで一暴れしたとたん針がはずれて逃げられた。2匹目の大アメマスは力まかせに引き合いをしているうちに突然釣り針がポッキリ折れてしまい逃げられた。最後に48cmのアメマスを妻が釣った。流れに乗ったデカアメマスの引きが強く引き抜くことは不可能でとうとう渓流のなかであちこちへ引きずられているうちにバランスを失い、川の中に激しく転倒。妻の悲鳴でかけつけた私がバトンタッチして竿を受け取りひきよせ、むんずと魚体を鷲掴みにつかんで岸に上げた。針かかりはあまく釣り針は口を貫通しておらず一暴れされたら針がはずれる寸前であった。妻は下半身完全ずぶぬれで寒さで歯ががちがち状態。寒い川岸で急遽ストリップショウになって私が脱いだズボンをはいた。私はズボン無しのパンツ姿でまた特長をはいたのだった。いまでも思い出しては夫婦で大笑いする印象深いアメマス釣りであった。このアメマスは撮影後、すみやかにもとの渓流にリリースした。














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知床の美麗オショロコマに水カビ病、魚道付きダムとの関係

2012-08-11 10:24:14 | 渓流魚、蝶、自然
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2010-8-14(土) 晴れ 羅臼は晴れ。暑い。
最後にT川へ入った。この川は、従来とりわけ美しいオショロコマが棲んでいる。海から最初の大きな砂防ダムまでのごくごく短い水域に小規模な個体群として存在していた。 今回、しばらくぶりにきてみたら最初のダムに大がかりな魚道ができていた。従来、この渓流はサケマス遡上河川ではない。何のための魚道だろうか?先年、世界自然遺産を管理する機関の外国人監察官が本当に自然遺産に値するかどうか再確認の視察をおこない、知床の川にあまりにも多数のダムがあるのはおかしいと強く指摘した。知床自然遺産登録取り消しの恐怖におののいたあまり、急遽にわか造り、猛スピードで建造された魚道群のひとつだ。このコンクリート製の魚道にオショロコマがたまっていたが、私たちが何度も紹介してきたように、ここでも魚道付きダム特有の悲しい水カビ病が発生していた。斜里川の魚道付きダムで見られる水カビ病と似たような状況だ。ここのオショロコマは赤点紋理が鮮やかで腹、ヒレも真っ赤な独特の美しい個体が多い。こんな美しいオショロコマに水カビ病がでるのは実に悲惨なことだ。もうあたりが薄暗くなってきたので武装解除。上流にもう一つ似たような魚道付きダムがほぼ9割完成していた。繰り返すが、この渓流にはながらくサケやカラフトマスは巨大な砂防ダムもあり全く遡上してはいなかったはずである。   この渓流でも、この時期、遡上型オショロコマは確認できなかった。今回、撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。





















オショロコマの幼魚たち






 

水カビ病に侵された悲惨なオショロコマたち。



















知床に人間が侵入?してきたこの数十年の間にオショロコマたちの棲息環境は実にめまぐるしく悪化の一途だ。しかし、宇宙人の視点から地球を見れば、こんなことも含めて全てが地球の自然の変遷の過程なのだろう。人間にとって好ましく心地よい?自然環境を未来永劫今あるがままに保ちたいというのは人間のおごり、ごうまんに過ぎないのかも知れない。自然は絶え間なく常に動き変化し変遷してゆく。1年中川を見ているだけでも、そんなことはすぐにわかる。知床には人間を寄せ付けない山奥にもオショロコマは棲んでいると思う。人里近くのオショロコマの未来はもはや決して明るくないが、山奥のオショロコマはたくましく存続してゆくことを期待したい。目の前の自然環境を大破壊して建造されるこれら魚道付きダム群の功罪は少なくとも今後5-10年は様子を見なければなんとも言えないだろう。






夕食は羅臼の港の食堂でジンギスカンを食べたが火力が弱いせいか、ひどくまずかった。気の弱い私たちは、こったらまずいジンギスカン食えるか と大声で騒ぐこともできず、もくもくと生まれて初めて食べた最悪ジンギスカンを呑み込んだ。キュウリの漬け物もひどく臭い香料で食えなかった。本来、漁港羅臼でジンギスカンを食べるのが根本的に間違っているのを知った。ホッケの開き定食にすればよかったのだ。

帰りは急カーブの少ない越川の峠を越えて帰ったが今度はK子ちゃんは大丈夫であった。北見市の自宅に帰宅したら午後10時であった。疲れた。


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