
阿寒湖-屈斜路湖以南の釧路川水系にオショロコマは分布するか?
その3 シセツリ川源流域の渓流魚たち
20XX年9月22日(土)晴れ 午後は曇って急激に気温が下がった。
今度は釧路川水系支流シセツリ川源流域へむかった。ここはやや標高が高いようで針葉樹が多くしかも自然度が高い。




























もうすぐ上流でこの川は終わるのだが意外と水量が多く、小型アメマス、小型ヤマベが多かった。渓流釣りの対象としてはあまりに小さい。
目的のオショロコマはまったくみられなかった。ここでもヤマベ2-3年魚は産卵行動の跡が生々しかった。
川もきれいですばらしい原始河川の雰囲気であったが大型動物が広範にフキをかじったと思われる跡があってそれを見たら急に恐怖心がこみあげてきた。


妻が川で転んで衣服が濡れた。折しも急に曇ってきて陽がかげると、気温は急速に低下し身震いするほどになった。
橋のたもとにはたき火の跡があり、この渓流も釣り人がかなり入っているようだ。
シセツリ川に沿って林道をどんどん下ってやっと里に出てきたところで橋を渡る。
林道に鹿の親子。


橋の下に良いたまりがあり釣ってみた。産卵行動後のヤマベ2-3年魚3匹、アメマス10-20cmのもの5匹が釣れた。
このあたりにくると川岸には柳が多くなり水量もかなり豊富である。
橋からダンプが砂利採り場へ往来している。
妻は川で転倒して衣服をぬらしたせいか体温が下がり、がたがた震えだし頭痛、吐き気、倦怠感でぐったり。
今日は温泉で体を暖めようということになった。
夕方、弟子屈の温泉ホテルに電話、宿泊は出来るがもう遅いので夕食なしとのこと。
夕食は町中のソバ屋の出雲で和定食を食べたが豪華でおいしかった。暖かいソバがつくがこれがまたうまかった。
温泉に入り、ビールを飲んで午後10時には寝てしまった。
妻はバッファリンと温泉でやっと頭痛は治り体調がもどってきた。
今日は釧路川支流源流域の渓流を三本調査したが小型アメマス、シンコヤマベは多いがオショロコマはまったく確認できなかった。
この日、撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
この項 続く。

