オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

釧路川水系源流域 NO川の渓流魚

2013-04-20 09:45:14 | 渓流魚、蝶、自然
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阿寒湖ー屈斜路湖以南の釧路川水系にオショロコマは分布するか? その6
結局、阿寒湖ー屈斜路湖以南の釧路川水系にオショロコマは確認できなかった。

20XX年9月23日(日)晴れ 午後は気温が下がって9℃。
夕暮れの釧路川水系源流域NO川のヤマベとアメマス

最後に釧路川水系源流域のひとつNO川上流に入った。

このNO川のずっと下流域では今から40年近く昔のことだが、私はイトウを狙って川の近くに3日ほどテントを張り、春先にドジョウ引きをやった。

30cm程のアメマスしか釣れなかったのを思い出す。今にして思えば、大型イトウ達は産卵のため上流域 ヘ移動しそこにはいなかったのであった。当時はそんな知識も無くイトウを追い回していたのだった。

あらかじめ地図をよく調べてきたつもりだったが、道がわからなくなった。

試行錯誤してあちこち走り回って、ついにあきらめ戻って来る途中、支流の土管橋のすぐ下流を流れているNO川をやっと発見できた。

源流域に到達する道が本当にわかりにくい川である。


屈曲蛇行する浅い小さな川で時々どよんとしたたまりがある。小型アメマスとシンコヤマベのほか産卵行動に参加した2-3年魚ヤマベが少しいた。





























小型アメマスは振り込むとワッと群がって来る程多かった。まるで、遙か昔の礼文島の渓流みたいだ。これではオショロコマ棲息の可能性は相当厳しいものと考えられた。結局、入念にさぐったが、ここNO川源流域においてもオショロコマはいなかった。

アメマス30匹、ヤマベ20匹ほどを釣って撮影したがアメマスはいろいろなタイプがあるが概してエゾイワナ型ばかりであった。




撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にリリースした。

夕刻、もうあたりが暗くなり、途中で釣りが困難になったので撮影を終了した。

弟子屈へでて屈斜路湖畔の三八式歩兵銃の飾ってあるレストランで夕食にトンカツ定食を食べたがおいしかった。

美幌峠を抜け、午後8時に北見にもどった。

2日かけて大急ぎでこれまで未調査であった釧路川水系源流域の残り6本を調べたが、かなりの強行軍であった。

結局、今回の調査では当初の予想通り、阿寒湖ー屈斜路湖以南の釧路川水系にオショロコマは確認できなかった。  

オショロコマ発見は無かったが、こんな調査をした人間はこれまでにきっといないだろうと思う。

これはこれでとても貴重なデータだと思う。

心底、疲れて果てすぐに泥のように寝こんでしまった。


この項 終わり。



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コメント
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