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北見市近郊の無加川支流、アメマス、ヤマベしか生息せず。スズメバチに頭を刺されパニック。
20XX年9月9日(日) 曇り~小雨 21℃
昨日夜、九州別府からもどった。疲れた。別府はものすごく暑くて湿度が高くて、北海道オホーツクの北見市に住んでいる人間にはちょっときつい気候であった。台風9号は東京に上陸し、大雨でかなりの被害があったようだが、北海道にも雨と風で猛威をふるって昨日、去ったようだ。七飯町ではリンゴがたくさん落ちてしまいもったいない。確か、東京ではラフランスが大量に落下した写真が一面に大きく出ていた。
今日は朝10時、北見市のすぐ近くなのに、何故かこれまで未調査であった無加川支流二本の源流域を調査にでかけた。家から近いので川にはすぐ着いた。こんな近くにこんな立派な渓流があったとは知らなかった。川は昨夜来の台風9号の影響でかなり増水している。水は笹濁り程度で下流域の濁流とは違い森の中の川は泥川にはならない。従来この川の地図にはダムなどなかった。ごく最近までにいつのまにか4基もの大きな砂防ダムなどが出来ていた。
急ごしらえの枝道には立派な真新しい橋まで出来ているがその橋の前後は草がひどく生い茂り熊やキツネしか利用していないことは明白だ。その橋の前後100mもがっちり護岸されている。だれも知らない山奥でこの小さな渓流にいつのまにか大工事が行われていた。 当然ながらここまでやられると魚はいなくなる。実際、下流域でまだダムの影響の少ないところではネイティブのヤマベが釣れたものの、源流域までさぐったがオショロコマは発見できなかった。
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また、一見うっそうとした森にみえるが、気をつけて良く見るとここの山全体が植林の山で大規模伐採などで、いったん丸裸になった時期もあると思われた。ここでは原始のオショロコマの森は既にいったん破壊され、植林で消えてしまったのだと考えられた。古くから開発が繰り返されてきた北見市のすぐ近くなので当然といえば当然か。熊がフキを食べた跡がいたるところにある。
今日はちょっと不思議な経験をした。リスやカケスや鹿が出てきたが、ここでは何故か車を恐れず逃げない。ゆっくり近づくと数mまで接近できた。鹿など車のほうへゆっくり歩いて来る始末。写真を撮ろうかと車から降りるとさすがに、森の中に入ってしまった。
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次に入った森は最初から二次林であった。見事な植林地でここまで大規模だとそれなりに美しい。かなり入ったところに小学校跡地を示す大きな石碑があった。いまはうっそうとした広大な植林地であるが、かってこの付近一帯には開拓農民の畑が広がり集落や学校、お店があって子供たちが元気に駆け回っていたのかと思うと感無量。私はこういう風景に弱い。
川は台風の影響で増水し笹濁りだが、この川ではアメマスが多かった。川がにごっているせいか当たりがかすかで、そのためあわせが甘くなる。大きな個体は猛烈に一暴れされると針かかりが甘く逃げられてばかり。やっと小振りのアメマスを撮影することができた。川底のこげ茶色と同じ色のハナカジカも釣れた。標高が低く比較的平らな植林地の中を流れているせいか、この川でもオショロコマは確認できなかった。
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午後2時35分。よいたまりがあって柳の太い古木が倒れ込んでいた。その枝につかまってそっと振り込むとアメマスが吹っ飛んできて針かかりしてキラリと白い腹が見えた。その瞬間、右後頭部をゴツンと強く殴られたような電撃ショック。
思わず手で払うと青い帽子が飛び、大きなスズメバチが逃げた。激烈な刺すような不愉快な痛み。スズメバチが柳の古木の裂け目から出たり入ったり、何匹も飛んでいる。私は知らずにこの木の枝につかまって蜂の巣を揺すってしまい蜂を怒らせたようだ。大急ぎで逃げた。
やっと林道にもどって後頭部を見てもらうと5cm四方が赤く腫れ上がり針穴からかなり出血して帽子にも血が付いている。以前にも蜂に頬をひどく刺されたことがある。全身症状はまだ無いが、アナフィラキシーショックを恐れ、さっそくいつも携帯しているステロイドホルモン(リンデロン0.5mg 4錠)を服用した。それにしてもズキンズキンと刺されたところが激烈に痛む。
釣りはこれまでにして大急ぎで北見の自宅に引き返した。帰宅してからも強い痛みは続いたが、午後10時、痛みはかなり和らいできた。明日までに落ち着いてくれるとよいが、思わぬハプニングであった。青や黒の衣類や帽子はスズメバチに狙われやすく、私も青い帽子の頭をやられた。今後、スズメバチ刺創によるアナフィラキシーショック時のためにアドレナリン( エベピン注射液0.3mg )も持参する必要もあると思われた。あと1か月ほどはスズメバチは気をつける必要がある。
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