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20XX.8.26 晴れ
空知川支流源流域に生き残ったオショロコマ
石狩川水系空知川支流の渓流SS川へオショロコマの撮影に出かけた。
この水系のオショロコマを見るのは今回が初めてである。
この水域は、かって源流部で大規模徹底的なな伐採が行われたことがあり川は荒廃し原生林はほぼ壊滅していた。
その後20年近くが経過し現在はそれなりの二次林として森が再生しているかも知れないと考えた。
朝8時に北見を出発、狩勝峠を越え空知川支流沿いに林道を進み SS川へ向かう。
目的の林道に入ってほどなく大木が倒れ込み通行不能になっていたため予定の源流域までは行けなかった。
そこで仕方なくSS川支流のEHAK川に入ることになった。

この川は川底が凝灰岩で白く、火山れきが敷き詰められたように、びっしりとあり異様な光景の川だ。
川底が白いので川の水の色が白く見える。深いところは水が青みを帯びており、そこにオショロコマが群れていた。




他のダラダラ川の部分には魚はいなかった。川底を反映してかオショロコマはなんとなく白っぽく明るい色調で♂は腹部は淡く黄色みを帯びる。
♀の腹は白い。赤点紋理はオレンジで明るく赤点の大きさはとても細かい。
























上流に行くほど川は狭く浅くなって、結局オショロコマを釣ったのは唯二カ所のごく狭い水域のみであった。
今日は結局12~20cm ほどのオショロコマを25匹ほど撮影出来た。
水中で撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧にリリースした。
この付近のオショロコマはかっては豊産していたようだが源流域の大伐採のために渓流が枯れ川になるなどして激減したと思われる。
今回の調査でもオショロコマはとても少ないようであり、もし釣っても決して持ち帰るべきではないと思われた。
撮影を終わって林道を下り帰路についた。やがてこの川の本流にさしかかるとニジマス狙いの釣り人たちがぱらぱらといた。そのほかにも釣りをしようとやってきた4人組ランクルなど、この川は結構釣り人が多い川と思われた。
この川にはラフテングの施設があり子供たちが歓声を上げながらゴムボートで川下りを楽しんでいた。




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