管 対 小沢

端的に 権力に迎合した菅氏とそれに抗う小沢氏。
 権力方の世論のお面をかぶったマスコミ対 腕白坊主の対立だから 小沢氏が足腰が立ったないほど徹底的に痛めつけられ、政治生命を絶つだろう。
  
 前者はこれまでの行き詰まりをさらに突き進む(路線・勢力)であり、後者は対抗するに必要な新しい理念や政策を持たないまま抗うだけの(路線・勢力)と言って良い。
 どこか55年体制を思い出させる構図である。
 
 行き詰まった経済で日本に求められているのは その出口を探すことの筈だが、両者にその自覚がないばかりか、行司のような顔をしながら一方に強く肩入れし、本来の出口を見つけるための情報をかき集め国民や政治に提供すべき責任を持つマスコミがそれを放棄した無責任な振る舞いによって、混乱は増幅している。
 
 権力の表と裏を合わせた全体的な構造が見えにくいことによって生じまかり通っている。

 人々が目にするのは マスコミの情報しかない。
  マスコミ情報を選べず言いなりならざるを得ない中にあっても、本能的であっても良いから情報をかぎ分けるのを諦めてはならないし、言いなりになっていたらその害は自分に返る。正当な権力に位置しなくても、現在やられている実質的な【マスコミの専制支配】のようなことはいつまでもは続けられるものではない。
権力であれマスコミであれ、経済の出口が見つけられないと最終的には己を害することになる。
 

 
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