「誰の物でもない」認識

  「人工衛星から見ると、地球のどこにも国境は無く、尖閣諸島は誰のものでもなく地球の    もの。」
   この基本的な認識がしっかりしていれば、今回の日・中の問題はもう少し違った展開に    なっていたかもしれない。
   もともと【固有の領土】なんてありえない。領土は住民が実効支配し争いがあれば強い者勝ち、早い者勝ち、で自分のものにしてきたのが世界の歴史で、武力や経済力で国境が移動するのは現在も変わらない。アラスカの売買、イスラエルの入植、日本も中国も現在の国境はそういう歴史で決まったのではないか。北海道だってアイヌが実効支配していた時代があった。
争うにしても、 「もともと、誰のものでもない」ことを忘れていなければ《双方》色めき立たない。(冷静)の前提になる認識ではないか。
 アメリカが(固有の領有権を主張する)双方に組みできない旨の談話があったが、ある意味で大事な指摘ではないか。
 
  


  
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