敗戦は近い

参院選1週間前の政治討論会で全ての与野党がアベノミクスを肯定的に一定の評価をしながら各課題を議論していた。与党はアベノミクスの効果で経済は軌道に乗り【好景気】は実感が伴ったものになると、確約するかのように強調する。

私は 全くその逆の評価をしており 博打で借金を返すようなやり方は、やがて馬脚を表わし、実感を伴う【不景気】が来るのは時間の問題だと確信している。

今後の実態経済がどうなるかが見ものだが、与党の参議院選対策は成功裏に切り抜けたようではある。

それにしてもマスコミの力によってこうも野党が骨抜きになっているのは国民にとって不幸なことだ。

マスコミも含め関係者はそれぞれ立場上の(誠心誠意)をもってやっているとは思うが(立場による仕組みが為せる業とは言え)マスコミが差配する選挙の(出来レース)を見る思いである。自分にとっては白票以外の選択肢は有り得ない。

歴史的には戦争末期の昭和20年前半と似ているのではないかと思うが、状況の内実は かつて経験した事が無い鬱屈した悲惨さを包含している。

敗戦は財政破綻の目印である長期金利の上昇だが、かつて敗戦が公になるまで誰も口にしなかったように、今、財政破たんを本気で心配し論ずる人はいない。

国家存亡の戦争や博打に明け暮れる雰囲気は似ているのかもしれない。  本来ならマスコミの責任は混乱した状況下から抜け出すための手堅い一手を指し示すことだろうが、戦時下同様逆に混乱を煽っている。

 

 

 

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