1度覚えた味

むかし いえが貧しかった頃 「贅沢を覚えると元に戻すのは大変だ。」と誰かが言っていた。

世界Ⅰの借金と世界Ⅰの少子高齢化による人口減少を招いていながら、経済成長政策の旗を高く掲げたまま走っている日本を見ているとあの言葉を思い出す。

無い袖を振るのだから共食いからやがて共倒れと続く理屈だ。

世界も似たり寄ったりで後についてきており、日本は先頭ででハンドルを切る立場にいるが、大事なところで追随の癖が直らない。

世界的な役割を背負った日本の立場は明らかなのに、一昔二昔前の良き思い出に耽りながら「日本復活」だと思い込んでいる。余り出来のよくないお坊ちゃん内閣のようだ。

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物はとりよう

弱肉強食の世界にあって、個人が我欲に走るのは当然で、我欲が倫理に反するかのような言い方もあるが、我欲が(生への執着)だとすれば生命にとって自然で必要な欲求だとも言える。

そういう意味では国民に大受けしているアベノミクスが経済政策的な根拠は無くても、閉塞感を破ろうとする我欲にも通じた自然で必要な政策なのかもしれない。

「意味の無い物はない。」  「物はとりよう。」がどこからか聞こえてきそう。

 

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