土曜授業の復活

都教委は　１月、都内の小中学校が土曜日に正規の授業をする事を月二回までを認める通達を出した。
　朝日新聞はこの是非を問うために、○と×（賛成と反対）の２人の著名な専門家の論を対比させる形で、１面を使った大型の特別記事を掲載した。
　読者の判断の参考にとの配慮からか、公平に両論が併記されている。
　　一人は東大の教育学者であり、一人は私立小学校の校長で、共に学会や教育界マスコミでは有名な（専門家）である。
　　
　賛成・反対に関わらず、　多くの読者は　このお二人の見解を基にしてこの問題を考えるのではないか？ 一方、これを読むことによってこの見解を超えて学力を高めるために（どうしたらいいか？）を発想するのが難しいのではないか？と思った。

　　この件で○×で答えろと言われたら、私は×である。しかし、理由がお二人の発想の中に全く見当たらない。
　　簡単に言うと、お二人は　学力を親や教師を中心に考えた結果の論であり、子供の学力の事でありながら、子供を中心に据えて論じていない。
　ここまで教育が崩れている今日、子供を中心に据えない専門家や学者が（どうしたらいいか）の発想を権威と公正さの名でマスコミは人々の考えを封じ込め思考を止める。

　　そんな構図が浮かんだ。
　　
政治経済など社会の全分野が　この構図になっていないか？

もし、尺度にするなら

人が、もしいい【環境】にいたいのなら、人を測る尺度は、環境を良くするかどうかにかかっている。
　一人の命から地球の自然まで、一人のささやかな思いを含め欠かせぬ環境。
　環境を良くする動きはどこでどんな形であるのだろう？
　環境を壊す動きはどこでどんな形であるのだろう？
　　　　見え方はどうあれ、視野によって【環境】は違う。

　
　
　

ピンと来ない

なるようにしかならない天気をどうして気にするのかなー？
　血液型もよく話題にする。
　　
　　　子供は風の子、雨が降れば木の下で雨宿り
　　　　雨が上がったら、魚つり
　　　　
　　　　血液の型など子供は知らぬ
　　
　　　　　　どうでも良い事に気をとられ、先を見ない　おとな

子供には聞かせられない≪おとぎ話≫

≪主要国協調を市場好感　ユーロ安定化策　ニュヨーク株急反発≫
　この情報が世界中を走った。

　情報はリーマンショックの教訓から素早い対応だと政財界はじめ学者も胸をなでおろし誇　らしげに伝える。
　　今度は、ギリシャの財政危機への対策で世界中が、「何でもあり」と言わんばかりの（禁じ手）を使った。
　何故禁じ手かを解く情報は流されない。
　金融緩和（造幣）と言う輸血で血を薄めれば、体力は落ちるに決まっている。
　その例は探すまでもないだろう。
　メディウム（培養液・マスコミ情報）の怖さはこれである。
　国民も政治家も胸をなでおろし手を尽くさない。なぜなら、流された情報が民意であり世　　論になるのだから。
　
子供には聞かせられない≪おとぎ話≫

前向きな言葉

　　　　
　　　　地球が出来て４０億年

　　　　植物が誕生して５億年

　　　　我々の先祖が生まれたのが２０万年前

　　　　人間が生まれたのはつい最近だけど、短い間にずいぶん自然に影響与えてるなー
　
　　　　　　これは、ユニ・ファームの≪家から世界は変えられる≫というコマーシャルか　　　　　　　　　らの抜粋　

　　　　　やっぱり分ってるんだ！
　　　　　　　いやいいや、題名のところが分っていない
　　　　　　　（人は社会的存在なのに社会的仕組みのところがすっぽり抜けている）
　　　　　　　
　でもよ、前向きな言葉として受け取りたいね‥

‥人間っていいものかしら‥

　　　　‥人間っていいものかしら‥
　　　新見南吉の≪てぶくろをかいに≫の最後の言葉である。
　　昔から性悪説に共感する事は無かったが、最近よく頭にこの言葉が浮かぶ。
　　あの物語の流れではなく、宇宙から人間を俯瞰したした時、人間の心の奥のことではな　　く、誰の目に見える形で白昼、堂々とやってるその事が（どうなんだろう？）と思って　　　しまうからだ。
　　　考えた後、いつもたどり着くのは（ヒトは自然の生き物だから何とかなる。）であ　　　る。
　　　日本の経済の体力を失っている事を心配してきたが、今度のギリシャの問題をめぐる
　　　世界の動きを見ると、世界全体が体力を無くしていることに改めて想いが至る。
　　　何があってもおかしくない。しかも、子供や子孫に大きなツケを残す形で。
　　　人間が新しいステージへ発展するため学習だ、授業料だと思いたいが、正直、複雑な気持ちに　　　なる。
　　　教え子は１８歳～５４歳、先日教え子に子供が生まれ、自分の娘も二人‥
　　
　　

東西だって通じない

　世界の超大国はアメリカでリーダー的な位置に居る。
　国連はあっても１元化していない現在、与野党的に世界を２元的に分けるとどうなるだろう？
　アメリカを中心とした先進西側陣営と中国を中心とした新興国と言う図式になるのだろうか？
　この分け方だと、アフリカや南米は、新興国のなかまに入るのか？
　
　便宜的にアメリカを西、中国を東とすると、世界の東西南北の国々は、西側陣営と東側陣営に２分できる。（勿論、冷たい戦争時代の意味ではない。）
　
　　こうやって勝手に世界を図式にしてみたが、もっと簡単明瞭に図式化されると面白い。
　東西南北は、地球の自転の軸と自転の方向を地球から見て生み出された言葉ではないかと思う。宇宙的に東西南北はない。
　
　　宇宙衛星では、地球や太陽の位置はどう言うのか？
　　宇宙衛星と地球の基地との間で交信する時どう言うのかな？
　　
宇宙では東西だって通じない。
　　


　

何があってもよ

何があってもよ
　　　ハナミズキは咲くし　　　
お前も遊び歩いてる

ここはどこ？私は誰？

身の安全や種族の保存を優先しない生き物を見たことがない。
　
ニンゲンは、生き物であることを忘れてしまったのだろうか？
　

リーダーより道案内

イギリスの選挙結果を受けて、聞きなれない「ハング　パラメント」（宙ぶらりんの議会）
　の言葉がメディアに登場する。選挙制度や２大政党制などの政治の仕組みとの関係で取り上げられている。
　世界が全体的に行き詰まっている今日、（宙ぶらりん）は単に仕組みの問題と捉えて良いのだろうか？むしろ（行き詰まり）と（宙ぶらりん）は同義語のようなもので、進むべき方向感覚を見失っている事を意味していないか？　
　今必要なのは、状況が求める理念と、それを実現する道筋、そして政策だろう。
　イギリスのブラウン首相は選挙で「国益中心の政治！」と訴えていた。
　確かに、世界の国々は国益優先より省益が優先されたり、
　内向きな党派・組織・そして世論の名を勝手に使うメディア・スポンサーなどの、目先の都合や利益を優先してきた、と言えそうである。
　
　　今日、色んな分野で行き詰まっている背景や原因に世界や地球規模の自然の存在が伺え、それに依拠した理念や政治的な力が求められているにもかかわらず、マスコミは求められる理念に気が付いていないどころか、求めようともしない。
　
道案内役が、盛んに道を迷わせる。
　 ヒトビトも政治も、そこから出られない。
　　　　　　
≪リーダーより道案内≫