2018/11/11
・落語の三大噺の形式で即興一人芝居に挑み、優勝者を決める企画。1日2回公演のうちの夜の部を見る。
・札幌大会は2回目。今回はパインソーさんが全面バックアップしている。有言実行。
・今回の出場選手は12名。舞台役者、お笑い芸人の方々が中心。
・変わったジャンルだと、ラジオパーソナリティーの佐々木龍一さんも参戦。
・自分の書いたお題「五里霧中」であんなに苦労されると思わず、申し訳ない気持ちになる。
・四字熟語にしようとは思っていたので他の候補「朝三暮四」とか「五風十雨」とか書かなくてよかった。
・前回に比べて、まったくの表現未経験者(としか思えないような人)はほとんどいないので、明らかに困っていても、どうにかして場を持たせられる感じ。
・一方、みんな場慣れしているぶん、始まる前にお客さんの期待値を下げよう下げようとしている感じが不穏。
・どうしても自分だったら何をやるかを考えてしまうので、見ていてせわしない気持ちになる。
・即興のイベントで難しいのは、面白かったり、インパクトのある作品が後半にくるとは限らないこと。
・このあたりはスポーツ観戦感覚で楽しむのがコツ。
・印象に残ったのは、棒グラフを上手に使った熊谷嶺くんと、手がべたべたしてた亀井健さん、台湾に瞬間移動した幸田直機くん。ほとんど唯一といっていい、お題クリアのペースをきちんとコントロールしていた鶴くん。
・そして、昼夜総合でチャンピオンになったのは、氏次啓くん。ぜひともこの存在感のまま、道外に攻めていってほしい。
・オーギリングチームは活躍してたと思う。
・全体的に巧さより強引さがあったほうが盛り上がっていたけど、傾向がちょっと偏ってしまった感じ。事前準備をしない美学もあるのでバランスは難しいんだけど。
・司会は中内こもるさんと覚前遥さん。演者が多少停滞していても、うまく言葉を差し込んで大怪我しないように守ってくれる。伊達に場数を踏んでいない。
・そういう意味で、色んな即興イベントがある中でもかなり敷居が低く設定されているはずなので、次回はもっと色んなジャンルの人が参加したらいいのにと思う。