以前、フリマで買った夏帯。汚れがひどく、昨年の秋に我慢できずに洗ってしまいました。夏帯なのでそのまま放置していたら、あっという間に5月。そろそろ夏の準備を始めなくては…。
ということで、付け帯にしようかと。ただ、洗濯をしたらお太鼓の刺しゅう糸がはずれたり、金糸の金が取れてしまったり。できれば自分で直したいけれど、日本刺しゅうはおろか、普通の刺しゅう(?)すら小学校か中学校のとき以来していません。
↓これがその夏帯の帯皮。刺しゅうの部分が少し光っているの、わかりますか? ほんの少しの刺しゅうですが、やはり立体感が出ます
日本刺しゅう、私にできるだろうかとしばらく思案していましたが、どうせ帯芯が接着芯の「なんちゃって」なのだから、刺しゅうもなんちゃってで良いのでは…と開き直って自分で刺してみることに。さすがに、いきなりできないので、ウン十年ぶりに刺しゅう用の木枠を購入して試しに刺してみました。
↓左がもともとの刺しゅう。中央部分、金駒刺しゅうの糸がはずれています。右が自己流で部分的に刺してみたもの。はずれた箇所は、グレー系の糸で金駒刺しゅうっぽい「コーティングステッチ」という刺し方に。トンボの羽には、金糸っぽく見える金ラメ糸でちょこっと刺しゅう
もちろん日本刺しゅうの糸などないので、手芸店で手に入る糸を使用。やってみたら、時間はかかるけれど何とかできそうな感じ。