手持ちの古い襦袢のお尻のところの縫い目が、とうとう裂けてきてしまいました。昔の襦袢って、居敷き当てがついていないものが多く、お尻のあたりの縫い目に力が加わり続けると布が弱ってそこが裂けてしまうのです。
どれくらい昔の襦袢かというと…なんと私の成人式用のもの。言いたくないけれど50年近く昔…
とはいえ、成人式の時から着続けたのではありませんよ。50歳を過ぎて着物を着るようになり、ほとんど着ていなかった振袖用襦袢の袖を切って愛用していたわけです。
↓縫い目が10cm以上裂けています
↓最近の襦袢は、後ろ身ごろの下部分に写真のような居敷き当てをつけて補強しています
いつものように、手持ちの材料で何とかします。この襦袢の袖を切ったときの残り布を保管していたので、それを利用することに。
↓うそつき襦袢の替え袖にでもしようかと、ずっとしまっていた残り布。替え袖にするには平凡な布なので、使う機会がありませんでした
↓普通、居敷き当ては身幅いっぱいにつけますが、そうすると背中心で縫い合わせなければならず面倒なので、反物幅そのままの狭い居敷き当てに
↓相変わらずの自己流で、後ろ身ごろに縫いつけました
↓表から見ると、狭い居敷き当てをつけたのがまるわかり でもいいんです、この襦袢は「自分で着る」の授業では着ないから