裾がすり切れてしまった着物はまだまだある~。ということで、裾直し第二弾です。
↓すり切れて、ところどころ裾に穴があいてしまったこげ茶の大島紬
前回と同じように直そうとしたけれど、今回は穴が大きいためにカット分が多く、身丈が4㎝くらい短くなってしまいそう。ハサミを入れてから「困った~」となり、違う方法がないかといろいろ考えた末に思いついたのが、ガロンテープを使う方法。
ガロンテープは本来はすり切れ予防に裾につけるものですが、それを「ふき」代わりにしようかと。つまり、カットして丈が短くなった八掛けの不足分をガロンテープでカバーするという…こうすると身丈は変わらないので。
↓商品名は「ガロンレース」。ネットで購入しました
↓表布の裾はそのまま活かし、本当は八掛けにつける補強のテープ状布を表布の縫い代に荒く縫いつけます
↓ガロンテープをつける前に、表布と八掛けのつり合いを見ながら八掛けを待ち針で固定
↓ガロンテープが表布から少し見えるように裾に縫いつけます
↓表から見るとこんな感じ。「ふき」がないのでちょっと頼りないけれど、ま、いいか~
↓ハンガーにかけて見ると、まあまあ上手くいったかな。ガロンテープ万歳!
…と思ったけれど前回同様、羽織ってみたらアラが目立つ。表布と八掛けのつり合いがイマイチで、裾が袋に う~ん、素人直しの悲しさ…。でもそこは着付けのテクニックで何とかします!