ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

社会の正義と個人の良心―ハックの冒険から

2012-11-20 09:15:34 | ワークショップの報告

2012年11月17日。日大文理学部での第68回獲得型教育研究会にて、ワークショップをさせていただきました。

ワークショップの前に、国際交流教育について興味深い刺激的な報告がふたつあり、それだけでもとても満足な例会でした。

ワークショップは、春の獲得研セミナーに続き、吉田真理子先生とペアで。セミナーの時は、この続きを是非にと盛り上がったふたり。淳先生に、例会でのワークショップを申し出たまでは良かったのですが・・・。

まったく打ち合わせの時間がとれず、8月29日にようやく第一回目が実現。
そこで、『ハックルベリー・フィンの冒険』を題材に、ハックの葛藤をとりあげることになり、エンプティ・チェアというアイデアを真理子先生が、ジグソー法というアイデアを私が出して、およその構想は決まりました。

そのあとまた、ずーーーっとお互いの時間があわず、結局は当日の午前に(というか研究会開始の30分前に)、前々日の電話で打ち合わせにしたがって、ようやく形が決まったのでした。真理子先生はほぼ徹夜。

予定していたより持ち時間が短くなったので、随分端折りました。
せっかく書いてもらったポストイットも十分生かせませんでした。
それでも、一つの土台ができたと思います。

テーマは「社会の正義と個人の良心の葛藤」であり、「所属する社会から自由になれない自分」です。現代から「奴隷制度」を間違っているということは簡単ですが、私たちも何か時代の価値観に捉われていないでしょうか。後世から「間違っている」と言われるような。

獲得研のみなさま、ありがとう!淳先生には、多々ご迷惑おかけしましたが、そのフトコロの広さに感謝!

今回のワークショップを原型としながら、真理子先生だけが実施する場合と私が実施する場合ではずいぶん違ってくるだろうと思います。それをやってみても面白いなあ。真理子先生、これからもブラッシュアップしていきましょう。

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