徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

アメリカの球場事情ーその5-

2007年12月21日 12時52分13秒 | 野球・タイガース

今日のアメリカの球場は、ニューヨークメッツの本拠地シェイ・スタジアムです。
ニューヨークには、ドジャース、ジャイアンツ・ヤンキースが本拠を置いていたのですが、1957年にドジャース、ジャイアンツがカリフオルニアに移り、ヤンキースだけになったのですが、1962年にメッツが誕生しました。
メッツはMetsで、メトリポリタン・ベースボール・クラブの略だそうです。

    

1962年にメッツが誕生した初年度は、他球団のロートルを集め40勝120敗と散々な成績でしたが、1964年に本拠地のシェイ・スタジアムの誕生とともに成績をあげ、1969年には、ワールドシリーズで劇的な逆転優勝をして、それ以来「ミラクルメッツ」と呼ばれるようになりました。
日本のある新しい球団も創設時は散々な成績でしたが、今年は、何とか4位に食い込んでおり、メッツにあやかって2,3年もして優勝でもすれば、ミラクルと言われるかも知れませんね。

メッツは、過去に多くの日本人が活躍しました。
野茂英雄、小宮山悟、吉井理人、新庄剛志、石井一久、高津臣吾、松井稼頭央。
マイナー契約している入来裕作。

  

その本拠地のシェイ・スタジアムの観衆収容は55601人で、左右対称の外野が広い球場です。
左翼・右翼とも103m、中堅が125m。
近くに空港があり、騒音が酷く、選手が試合の集中出来ないということで、耳栓をしてプレイする選手もいるそうです。

  
    シェイスタジアムに隣接する新球場   新球場シテイ・フィールド

このシェイ・スタジアムも2008年のシーズン終了とともに潰され、隣に建設の新球場の駐車場になるそうです。 2009年のシーズンから45000人収容の新球場シティ・フイールドが生まれます。


続・視聴率は信頼出来るのか?

2007年12月20日 13時38分28秒 | 独り言・社会・ニュース

昨日の続きです。
そもそも、各地域で600世帯の統計で全体の視聴率の割合が推定出来るものなのでしょうか?

統計学とは、様々な統計によって得られた数値を数学的に研究する学問ですが、視聴率と統計学とは密接なつながりがあります。

  
     今日の絵な、”紅白のかぶら”  F8号

サンプル数を出すのには
 サンプル数=(有意水準)の2乗Xp(1-p)÷(目標とする誤差)の2乗
という数式を用います。

有意水準という計算結果によって導き出された数値が実際に当てはまらない確率を用います。
一般的にはこの数値を5%として取り扱います。
また、サンプル数は多い方が良いので、p(1-p)を最大になるp=0.5を使います。
目標とする誤差を0.05(5%)として計算すると、サンプル数は384.16という数値が出てきます。

つまり、384世帯の視聴率を調査すれば、実際の視聴率は95%の確率で、算出された視聴率の±5%の範囲に収まっている、ということになります。

600世帯を調査していますので、この数値は、計算で出された384より大きく、若干ながら信頼度は高いのです。

例えば、600世帯を調査して20%という視聴率が得られたとすると、実際の視聴率は95%の確率で20%±数%です。

この方法は、世論調査でも同じ事が言えます。
TVなどで、内閣支持率を算出していますが、1000件の調査をして、有効数が(サンプル数)384件以上あれば95%の確率の信頼性があるということになります。
 


視聴率は信頼出来るのか?

2007年12月19日 10時41分36秒 | 独り言・社会・ニュース

ご存知の通り、視聴率とは、あるテレビ番組が、その地域の住民が何パーセント視聴したかを表す推定値です。
個人視聴率と世帯視聴率がありますが、一般的には世帯視聴率をさします。
その世帯視聴率と言うものは、どの位信頼性があるのでしょうか?

視聴率の良し悪しはスポンサーの動向に影響を与え、ひいてはテレビ局にとって会社の利益に直結します。
その大事な数値が、いい加減であれば、ただ数値に踊らされるだけになってしまいます。

1962年にアメリカのニールセン社が、日本の視聴率を調査し始めたのですが、2000年にテレビ各社と話し合いがつかず、その後は、日本のビデオリサーチ社一社のみが、調査しています。
調査方法は、主にメーター調査と呼ばれるもので、特殊な機械をテレビに取り付け、自動的に一分刻みで認識して、視聴率を調べています。

その調査の世帯数は、主要地区(関東、関西、名古屋)では、わずか600世帯、その他の地区に至っては200世帯です。

   韓国戦で勝利 瞬間最高視聴率は36.7%

視聴率が15%以上あれば、ヒット番組とされ、10%以下であれば、低迷していると言われています。
これは、ゴールデンタイム(19時~22時)で、テレビを見ている世帯が全体の70%あると考えられており、民放5局とNHK2局の計7局で割ると10%になることから、この数値が一つの目安となっているのです。

しかし、たった600世帯の調査で本当に、その番組、ひいてはその会社の浮き沈みを左右するほどの数値として、信頼出来るものなのでしょうか?
統計学上では、どうやら信頼できる数値なのです。
詳細は、明日に・・・・・・


江戸時代の庶民生活ーその2-

2007年12月18日 13時39分02秒 | 江戸時代とは・・・・・

昨日、紹介した江戸時代の随筆集「塵塚談」の著者は小川顕道という人物で、職業は医者です。
書物の最後に、文化11年(1814年)78歳と記していますので、生まれは元文2年(1737年)ということになります。

この78年間に起こった事象やその変化について、かなり広範囲に日常生活について書いています。

それも客観的な数値をあげて書いた部分があります。
例えば、上層階級向けの屋形船が減って、一般庶民が利用する遊びの船の数が飛躍的に増えたということです。

   

屋形船というのは、何十人も乗れる大型の船で、享保(1716~36年)の頃は百隻もあったのが、宝暦7,8年(1757,8年)には、6,70隻になり、最近は20隻ほどになり、反対に、小型の屋形船は、約10倍の5,600隻に増えたと書いています。

そして猪牙船は700隻以上にもなったそうです。
小型の屋形船は、せいぜい5,6人乗りで、猪牙船は、乗客は1~2人乗りで遊覧船として船宿が営業しているだそうです。

つまり、大名や金持ち商人が水上で宴会をするための大型屋形船が減って、庶民が遊ぶ小型の屋形船(屋根舟)や猪牙船が増えていることが分かります。
ということは、この50年間に、庶民の生活が豊かになったということが分かる資料なのです。


江戸時代の庶民生活ーその1-

2007年12月17日 11時38分06秒 | 江戸時代とは・・・・・

自分達の生活が少しずつでも良くなっていることを実感すれば、その社会は安定し続けます。
終戦後の日本で、あれ程苦しい生活をしながら、暴動や革命が起きなかったのは、希望があったからではないでしょうか?

江戸時代が265年も続いた大きな理由は、多少の起伏はあったにせよ、生活が少しずつ豊かになっていくことを人々が実感していたからなのです。

江戸時代に「塵塚談」という随筆集があり、そこには、当時の人々の日常生活が載っています。
現代風に書き換えて紹介すると・・・・
「最近の八百屋は、いもやごぼうその他の野菜をすぐに調理できるようにきれいに洗って売っている。 最初は江戸の中心地である日本橋の八百屋が始めたが、今は江戸中どこでも同じように売っているから、調理するのが簡単になった。」

豆腐屋についても「田楽や八杯豆腐のように手間のかかる切り方をする場合は、買う人の注文に合わせて切ってくれる」

 
   今日の絵は、有馬富士の麓の農家で見かけた”つるし柿”です。 F6号

今では、スーパーの野菜はきれいに洗ってあるのが普通だが、19世紀始めの江戸ではもう泥つきでは売っていなかったのです。
しかも、「最近は、」と断っているように、もともとは農家が市場に卸したままの泥つきで売っていたのが、いつの間にか洗って売るのが当たり前になったのです。

魚屋や魚売りでも同様に、「客の要求に応じて、刺身にでも煮魚用にでも尾や頭も捨てずに丁寧に作って売ってくれる」と書いています。
しかし、値切ったりすると、「私は売りたいのだが、魚がいやだといっているから売らない」などといっていたと言うことも書いています。

そして、「最近は、物質的にもずっと恵まれるようになって、家も家財道具も立派になったのに、心はかえっていやしく、外見を飾り欲が深く軽薄になった。」
「老人や道徳家と呼ばれる人達は、昔はこうではなかったと理屈をつけて嘆いている」とも書いています。

このこと一つをとっても、江戸時代の生活水準が向上していることが分かると同時に、今も江戸時代の人々もあまり変わらないようで、面白いものです。

(注)八杯豆腐・・・・これは「豆腐百珍」に書いてある江戸の料理で、水六杯、酒一杯、醤油一杯の合計八杯の煮汁で絹ごしをさっと煮てから、大根おろしをかけて食べるサッパリとした料理だそうです。


何時からなんだろう・・・・

2007年12月16日 12時32分24秒 | 独り言・社会・ニュース

何か変です。
何時から首相も大臣も軽い存在になったのでしょうか?
そういえば、亭主の存在も軽くなったようです。
いや、男性が完全に女性より、軽い存在になっています。
なにも男尊女卑が良いとは言いませんが、男性が男性らしくなくなっていることも確かなようです。

  
    
今日の絵は”藤棚”です。  F8号

気候の変動も何時からこんなに激しくなってきたのでしょうか?
然が泣いているようです。

何時から、百貨店の福袋の中身が分かるようになったのでしょうか?
その百貨店やスーパーにも週1回は休業日があったのですが、何時から無くなったのでしょうか?

百円ショップに何時から、百円の品物が少なくなって来たのでしょうか?
200円、300円、1000円以上の品物もあります。
店の名前を変えてほしいものです。

日本に何時からこんなに多くの銃があったのでしょうか?
一般人に、なぜ銃が必要なのでしょうか?
趣味とか猟に必要なのでしょうが、規制が緩くなってきたのではないでしょうか?
というより、持っている人が、もっとその重要性や必要性を認識する必要があるのではないでしょうか?

そして、日本人の品格も企業の品格も、何時からこんなに希薄になってきたのでしょうか?


地球温暖化の原因もいろいろ

2007年12月15日 11時16分58秒 | 独り言・社会・ニュース

今、インドネシアのバリ島で「気候変動枠組み条約第13回締約会議」(温暖化防止バリ会議)が開催されています。
京都議定書後の後の枠組みを決めようと各国が集まっているのですが、自国の利益ばかりを考えて世界や人類の将来のことを考えておらず、中々決まらないようです

一口に温暖化といっても、原因はたくさんあります。
炭酸ガスの排出などによる大気汚染、森林の伐採などによる砂漠化、それらによる異常気象などなど。

  温暖化の弊害

それらが複雑に絡んで、北極の氷の崩壊酸性雨、山林火災、開発による生物の絶滅危機などが今後益々増えてくるもとと思われ、それが地球規模で起こって来ていることが心配であり、果ては人類の危機でもあるのです。

  
       世界の平均気温の推移と予測

何十年後にあの時にもっと防止策を世界中でやっておけば良かったと後悔することだけは避けたいのですが・・・・・

特に今回開催されているインドネシアでは、森林伐採が酷く、多くの弊害が発生しています。
森林は、生物の多様性の保全や水源の涵養(河川水量の平準化で洪水などを防ぐ)、二酸化炭素の削減することによる地球温暖化を緩和する働きがあるのですが、その面積が減少しています。

 
     世界の森林面積の減少は・・・       砂漠化の原因

森林減少の主な原因として、違法伐採、農地開発、森林火災、燃料用伐採、過放牧(家畜を牧草の発育に追いつかないほど過密に放牧すること)などです。
つまり、森林伐採することによって、回りまわって地球温暖化につながり、果ては砂漠化が進んでいくのです。

 世界の砂漠化

世界第3位の木材輸入国である日本は、熱帯地方の農作物であるバナナやゴム、アブラヤシなどを大量に輸入しており、実際の木材輸入量以上に森林減少を助長していることを認識しなくてはなりません。

 


アメリカの球場事情ーその4-

2007年12月14日 10時45分52秒 | 野球・タイガース

今日は、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地のドジャースタジアムです。
この球場は、メジャーでは珍しく左右対称で綺麗な扇型をしています。
左翼が100.6m、中堅は120.4m、右翼は、左翼と同じ100.6mです。

     

収容観衆数は56000人で、大きな駐車場の真ん中に建っています。
(写真でしか確認が出来ませんが・・・・)
また、3塁側がドジャース1塁側がビジターチームとなっているそうです。

  

ドジャースは、野茂投手が在籍したことでも日本人になじみが深いですが、その後も石井一久、木田優夫、中村紀洋が活躍し、現在、日本人として斉藤隆が在籍しています。
ドジャースのチーム名の由来は、ニューヨークのブルックリンに本拠地を置いていた時代に「路面電車をひらりっと避ける人たち」を表す「トロリー・ドジャース」ということから名付けられたということで、それが転じてタダ乗りが後をたたないことから「タダ乗りするずる賢い奴」という意味もあるそうです。

    

ドジャースの創立は1883年と書いてあるものもあれば1855年としているものもあり、どちらにしても、日本では江戸時代から明治初期という古い歴史があり、ナシャナルリーグでの優勝回数は21回、ワールドシリーズ制覇が6回という名門です。

ドジャースタジアムの名物は、ドジャードッグと呼ばれるホットドッグで、一度はこの球場でそのホットドッグが食べたいものです。

付け足しながら、ドジャースの以前の本拠地は、今はロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで、アメリカンフットボールが行なわれています。
そこは、1932年、1984年のロサンゼルスオリンピックの会場でした。


”今年の漢字” 「偽」

2007年12月13日 10時04分56秒 | 独り言・社会・ニュース

昨日、毎年恒例の今年の漢字「偽」が発表されました。
これは、日本漢字能力検定協会が、全国から応募された中で一番多いものが選ばれます。
まさに、今年は、偽装問題で明け暮れたようです。
建築の偽装、食の偽装、年金記録問題、防衛庁の汚職、TV「発掘あるある大辞典」のねつ造など等。
この漢字は、清水寺の管主が書いて、本尊の千手観世音菩薩に供えられるそうです。

  

個人個人で、自分なりの今年の漢字があると思います。
僕的には、「疑を揚げたい。
何事も、疑って掛からないといけないと自戒を込めたものです。

なお、漢字の発表の日は、毎年12月12日と決まっています。
12(いい字)月12(いい字)日の語呂あわせで、同時に、日本人一人ひとりが毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいという願いを込めて12月12日を「漢字の日」とするとしています。
それにしても「偽」や「疑」が「いい字」とは云えませんが・・・・

ちなみに、2006年は「命」 2005年は「愛」 2004年は「災」  2003年は「虎」
2002年は「帰」  2001年は「戦」  2000年は「金」
こうして見てみると、「いい字」はあまりありません。

また、今年の赤ちゃんの命名ランキングには「悠」や「遼」が人気上昇しているそうです。
勿論、これは、昨年誕生された「悠仁親王」とゴルフの石川遼選手の影響です。

 


アメリカの球場事情ーその3-

2007年12月12日 10時12分38秒 | 野球・タイガース

なんでやねん・・・・・(怒)
グライシンガーの巨人移籍が決まりました。
2年6億のタイガースに対して、巨人の発表では、2年5億だそうです。
これには、何か裏があるのではないかと疑います。
でも、これでタイガースの若手のモチベーションが上がることを期待しましょう。
それにしても、巨人の補強は、見境無き大盤振る舞いで、これで優勝出来なかったら、原監督の資質が問われ、”なべつね”の血圧が上がるのでは・・・・・
益々、巨人の生え抜きが育たないのではと、他人事ながら心配です。

さて、今日は、ニューヨーク・ヤンキースの球場、ヤンキー・スタジアムです。
ヤンキーとは、アメリカ人の俗称で、又の意味は、不良少年です。

  

ヤンキー・スタジアムの最初の試合は1923年4月18日、レッド・ソックスとの試合で観衆が74200人だったそうです。
この球場は、マッハンタン島の最高地点に程近いブロードウェイの一角にあり、ヒルトップ・パークと呼ばれ、同時に「ベーブルースが建てた家」とも呼ばれたそうです。

       

この地の跡地は、今は病院が建っており、松井が怪我をしたときは、この病院に運ばれました。
ヤンキー・スタジアムは、創立以来多くの改修で当時の面影はありません。
球場のダイヤモンドの大きさも、その改修ごとに変わっています。

          左翼    左中間    中堅     右中間     右翼
 1923年   85.6m  140.2m  149.4m  130.8m  89.9m
 1976年   95.1m  131.1m  127.1m  117.3m  94.5m
 現在      96.9m  121.6m  124.4m  117.3m  95.7m

 創立時は、左中間と右中間の差が10mもあり、左中間が深くなっています。
これを”デスバレー”と呼ばれましたが、今は当時に比べると両翼は深くなり、センター方向は、狭くなっていることが良く分かると思います。

この球場も来年限りで、2009年には、新球場が建設されます。
新球場は、旧球場に似せたレトロスタイルとなるようです。
それと、松井の去就と、井川はどうしたのか、知りたいものです。