今日の午前中は、前述のように“某地域巡回バス2号”でした。午後は走り慣れた路線バスでした。土曜日の昼間は乗客もまばら… 駅から数名のお客様を乗せて出発した。途中のあるバス停で、一人の女性(高校生か? 私服なのでよく分かりません)が降りたのですが… その時、わざわざ私の方へまっすぐ向き直って「ありがとうございました」と言ったのです。しかも、この数年間の勤務中に私が遭遇した笑顔の中では、間違いなく一番と言える笑顔で… 一番前(いわゆる助手席)に座っていたオバサンも、何事かと思って彼女と私の顔を見比べていたようだった… 私も何だか恥ずかしくなってしまって、ただ「ありがとうございました」と繰り返すしかなかった…
彼女が何処の誰だか知らないけれど… これからも、周囲のみんなに明るい笑顔を振りまいて欲しいと思います。
記念すべき(?)最初のお客様は、やっぱりオバサマでした。そして「○○の近くへ行きたいんだけど…」と言われたので、「そこは… (運行カードを見ながら)行きますけど、かなり時間が…」と私が答えかけたところ、「時間がかかるのは分かってます!」とピシャリ!! 続けて「△△は通りますよね」と言われたので、「はい、△△は通りますよ。でも、××も通るので、その方が○○に近いかと…」と私が答えかけたところ、「いいです。○○へ行くわけじゃないから、△△で降ります!」と再びピシャリ!! 何なんだ一体!? もう、私は黙るしかなかった…
バスで初めて走る路線… それはもう先日と同様、バス停を見逃すまいと必死です。しかし乗客の姿はなく、バス停通過の連続… そして、あるバス停を通過した後の緩やかな左カーブを抜けたところで、道路の左側を走っているおばさんを発見した。「まさかねぇ…」と思っていたら、そのおばさんはこちらを振り返って手を振るではありませんか。次のバス停まで、まだ300mくらいあるだろうか… 次のバスがすぐに来るのであれば、「ごめんなさい、次のバスに乗ってねぇ~」なんてこともあるかもしれない。しかし、次のバス(要するに自分のバスが某市内をもう一周してくる)まで2時間も待つことになってしまうので、その選択肢はありえない。ならば“法”を守って、300m先のバス停でおばさんを待つのかと思ったけれど、おばさんをそれ以上走らせるのは酷だろう… ということで、その場で止まって扉を開けた。すると、おばさんは「ありがとう、ありがとう。もう一人、主人が来るんだけど…」と言った。私は「えぇ!? もう一人???」と言いながら、左のミラーを見た。すると、バスに向かって走ってくる小さな人影が一つ映っていた… なぜ、そうなってしまったのか? それは夫婦で「バスが来る前に、もう一区間歩こうか」となったのだが、その一区間が予想以上に長かった… ということらしい。確かに、その一区間は、その前の一区間に比べてかなり長い。実際、私も「次のバス停はまだかなぁ… ひょっとして通過しちゃったのか!?」と不安になっていたくらいですからね。ハハハ…
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