バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

一ヶ月振りの再会

2009年05月07日 21時54分44秒 | バス運転士

午前9時過ぎ、某地域巡回バス3号で車椅子の男の子とその母親に会った。彼の通学初日となった4月1日以来である。あれから一ヶ月… 皆さんの変化に驚いた。まず、私が「○○公園、停まります」と言いながら、彼が待っているバス停に接近していくと… 車椅子用スペースの席に座っていた3名の内2名が、席を立って通路後方へ移動してくれたのである(残り1名は“初対面”だったと思われる)。次に、バス停に到着して私が乗車扉を開けると、そこから母親が顔を出して「少しお待たせします。申し訳ございません」と乗客に向かってお詫びしたのである。前回のように恐縮しすぎることもなく、簡潔に済ませる… これで良いのだと思った。そして、私は準備に取りかかったのだが… 母親から「雨が降る中、大変ですよね。ありがとうございます」と、私を気遣う言葉をかけられてしまった。私は気の利いた“お返しの言葉”を… と思ったのだが、「いえいえ… まぁ、少し小降りになりましたから…」と言うのが精一杯だった。さらに、落ち着いて作業しようと思っていても、どうしても時間を気にして焦ってしまい… 車椅子を固定するヒモがねじれた状態のまま締めてしまったりして… 結局、慣れていないのは私だけだったりする。お恥ずかしい…