バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

整理券と運賃

2009年05月14日 21時41分17秒 | バス運転士

某駅の休憩室で、あるベテラン運転士が「さっき、某院まで乗った客が整理券と200円を入れて、お釣りが出るのを待っとったよ」と言った。始発の某駅でバスに乗ると、運賃表示機の1番のところに160円と出ているだけなので、「終点まで乗っても160円だ」と思ってしまったのだろう。当然、その運転士は説明して不足分の50円を払ってもらったそうだ。

実は今日、私も同じような経験をしたのだが、それは某院から某駅までの逆方向だった。やはり、一人のおばさんが整理券と200円を入れて立っていたので、私は運賃表示の250円を指差しながら「あと50円ですね」と言った。すると、おばさんは「えっ!? (某院へ)行くときは…」と言いかけて、口を閉じた。なるほど… きっと、行きは整理券と160円だけ入れて降りてしまったのだろう(何らかの理由で運転士が見過ごしてしまったと思われる)。それを“自白”してしまえば、「その90円も払ってください」と言われると思ったに違いない。私はそんなこと言いませんよ。“悪意あり”と判断した場合は別ですが…