夜、某駅へ向かって走っていると、あるバス停の前のビルから一つの人影が出てくるのが見えた。それが、ちょうどそのバス停の発車時刻だったので、私は「乗客なのか!?」と、その人の動きに注目し続けた。
そして「ん? バス停の方を向かずに、自転車置き場の方を向いたということは… 乗客ではないんだな」と思いつつ、最後までその人を見ながら「●●停、通過します」と言って通過した。
と、次の瞬間! 歩道上を前方から走って来ていたスーツ姿の男性を発見したのである。しかし… 私は「もうバス停から離れ過ぎていて、止まって乗せられる距離ではない」と判断してそのまま…(もしもビルから人が出てこなければ、もっと歩道全体を注視していたのかもしれないが…)
その先の交差点を左折して、次のバス停へ… すんなりと来てしまったので15秒ほど早くなってしまった。そこで「発車までしばらくお待ちください」と時間調整停車… すると、そこへ若い女性が「ありがとうございます」と言いながら駆け込んできた。
さらに、次のバス停へ向かって行くと、歩道上を走っている女性を発見… 私がバス停で止まって扉を開けていると、その女性は「すいません」と言いながら駆け込んできたのである。
あぁ~、女性の駆け込み乗車が“交差点を左折してからのバス停”で助かった。もしもそうでなかったら、先ほどの男性が見ていて「女は乗せるのか!?(しかも二人も!)」なんて思われていたかもしれないなぁ…
そういえば昔… “究極の選択”という遊びが流行ったことがあったような… 「もしも、バスに乗せられるのがあと一人だけだとしたら、40代の男性と20代の女性のどちらを乗せ…」 ん? それは迷わないから意味がないのか。ハハハ…