バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

エレベーターみたいな…

2012年01月24日 23時18分27秒 | バス運転士

「できることならば、時間調整の停車はしたくない」と思っている。「すぐに他のバスが来ないだろうか?」とか、「後続車の邪魔になっていないだろうか?」とか、「扉を開けておこうか、閉めておこうか?」とか… いろいろと気を使わなければならないからである。

そう思いながら走っているので、「次のバス停で乗降客があるのか? ないのか?」は私の大きな関心事となる。特に夜… 駅へ向かう人が少ない時間帯になり、降車ボタンも押されずに次々とバス停を通過して…

いよいよ終点までバス停は一つだけとなり「このまま行ったら40~50秒早くなっちゃうなぁ…」という場合に、「おっ! その手前の交差点の歩行者信号が点滅し始めたから、減速して止まっちゃお~」と、バス停での時間調整をせずに済ませることもある。

しかし、世の中そんなに思い通りにいくはずもなく… 信号が青に変わって発車した途端、「ピンポーン!」と降車ブザーが鳴ったりする。私は「ガビョ~ン! だったら信号を突破したのになぁ…」と思いながらも、平静を装って「次、止まります」と答え… 「バスの降車ボタンが、エレベーターのような予約制(というのか?)だったらなぁ…」と思うのでありました。