バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

運がいいのかどうか…

2012年03月20日 19時36分56秒 | バス運転士

お昼過ぎ、バスレーンくねくね路線を営業所方面に向かって走っていた。すると、交差点二つくらい前方に“私のバスよりも10分早く市内中心部を発車した”バスの姿が… 私は「こんなところで追い付きそうになるとは… かなり遅れているみたいだなぁ~! 途中で団体さんの乗降でもあったのかな?」と思った。

その先の○○停の脇が数台の“信号待ちマイカー”に占拠されていたので、私のバスは後ろで待つしかなかった。ふと見ると、道路の左側に一台のパトカーが止まっていたので、私は「お巡りさ~ん、このマイカー軍団に説教してやってくれぇ~! なんちゃって…」と思っていた。

その○○停の前の交差点の信号が青に変わり、マイカー軍団は動き出し、私のバスもバス停で止まって乗降客扱い… その後すぐに発車して、次のバス停に到着した時… 運転席の背後にある無線機から、営業所にいる上司の声が聞こえてきた。

それは「○○バス停付近でマイカーの事故があり、バス停での乗降扱いが出来ないので、警察の指示に従ってください」という内容だった。私は「えっ!? たった今、何事もなく通ってきたところなんだけど… 間一髪セーフ! 運がいいなぁ~」と思った。

約40分後、営業所で“私の10分前のバス”の運転士から話を聞いたのだが… その事故は、私が○○停を通った後ではなく、それよりもずっと前に起こっていて、その影響で“10分前のバス”が遅れていたらしいのだ。また、そのバスは警察の指示に従って、バス停の外で乗降客扱いをしたそうで…(ということは、まだ事故車両はあったのか? まったく気付かなかった私…)

そこで、ある上司が「松井くんは運がいいなぁ~! 前のバスが遅れたもんで、2台分のお客さんを乗せて行ってくれて… 楽できたなぁ~」と言ったので、私は「いやぁ~、そういうどうでもいいところで運を使っちゃうから… 肝心なところで駄目なんですよ。ハハハ…」と笑った。

すると上司は、私が言わんとすることが分かったらしく、「そうかぁ… まぁ、春になったことだし、新しい出会いがあるかもしれんぞ」と言ってくれた… そうそう、例のリクルートが今月から始めた“出会い系サイト”に、とりあえず無料登録してみたけれど… “価値観の合う人”は未だなし… また何か動きがあれば書きますよ。“あれば”ですけど…