ある朝… 「バスの点検、異常なし!」と思いながら、何気なく車内後方を見たら… 方向幕(前、横、後ろにある行き先表示)の後ろだけが違っていたのである。それなのに“異常あり”の赤ランプではなく“異常なし”の緑ランプが点灯していた。
もしも壊れていたらバスを交換しなければならないので、とりあえずテキトーな行き先を設定してみた。すると、すべてクルクルと動き出し、前と横は正しい位置で止まったけれど、やはり後ろだけが違っていた。
よく見ると、正しい行き先がすぐ下(次)になっていた。試しに、もう一度テキトーな行き先を設定してみたところ、同じように正しい行き先がすぐ下になった… これは、何らかの理由で方向幕を“手動で”クルクルと回したに違いないと思った。
そうなれば話は簡単! 後ろの方向幕だけを手動でクルッと一つ回せばいいだけのことである。が、最近はほとんどが電光表示になっているので、今回のように車内から“実際の表示”を確認できない。まぁ、大丈夫だとは思うが…
始発地点でいちいち降りて前、横、後ろを確認するなんてねぇ… それならばクルクル幕の方がいいなぁ… そうだ! いっそのこと行き先表示をなくしてしまえば“どうでしょう?” そして、昔の某番組のように“バス路線が重なる交差点でサイコロを振って行き先が決まっていく”という…
場所によっては、左折左折左折左折… で「先に進まんがや!」となって、ようやく右折が出たと思ったら「始発地点に戻っとるがや!」なんてね。ハハハ…(そんなの誰も乗らんわ!)