営業所前ターミナルの待機場所に止めておいたバスへ向かっていたら、お爺さんから「△△行きのバスはないのかねぇ?」と声を掛けられた。私が「いえ、ここから出ていますよ」と答えると、お爺さんは「バス停に書いてないもんで…」と言ったのである。
私は「そんなはずはない」と思いながら、一緒にバス停の時刻表を見たのだが… 一瞬「あれ?」と思ってしまった。が、すぐに“一枚の時刻表に◇◇行きと△△行きが書かれている”ことに気が付き「分かりにくくてすいません。この数字に○印の付いたバスだけが△△行きなんですよ」と教えることができたのだった…
系統番号が同じだという理由で“一枚の時刻表にまとめてしまう”というのは、乗客の立場になって考えていないような… と思っていたある休日、某駅のバスターミナルへ行った時のこと… その一角に“たとえ系統番号が同じでも、行き先が異なる場合は別々に掲示してある”時刻表コーナーがあった。
私は「なぁ~んだ、やれば出来るじゃん!」と思って見ていたのだが… 確かに、●●行きと★★行きの時刻表は、系統番号が同じにもかかわらず別々に掲示されていた。しかぁ~し! “ただ別々に掲示されている”だけであって、バス停に掲示されている時刻表とまったく同じ時刻表が両方に掲示されていたのである。
つまり… ●●行きというタイトルの時刻表の中に★★行きの時刻も入っていて、★★行きというタイトルの時刻表の中に●●行きの時刻も入っているという… とんでもない手抜きがされていたのである。これでは… 意味がないどころか“間違えやすいようにしている”としか思えない。もっと真面目にやってくれよぉ~! ドッキリじゃないんだから…