救急車が通ります、通る、通れば…

先日、片側二車線の道路で信号待ちをしていたところ…　突然、救急車のサイレンが聞こえ、対向車列の後方に赤色灯が見えたので、私は「あぁ～、１００ｍくらい先の消防署から出動してきたのかな？」と思った。また、対向車線の左側には３台、右車線には１台のマイカーが止まっているだけだったので、「余裕で中央突破できそうだ」と思った。

定石通り（？）、救急車はマイカーとマイカーの間を通過しようと迫って来たので、左車線の３台はサササッと歩道側へ寄り…　右車線の１台も中央分離帯側へ寄…　寄…　寄…　なぜか、ピクリとも動かなかったのである。そこで「ピーポー、ピーポー、ウゥ～～～！」とけたたましくサイレンを鳴らす救急車…　それでも右車線のマイかーは知らん顔であった。

私が「ひょっとして、馬鹿みたいな大音量で音楽でも聴いているのかな？　いや、とても若者が乗るような車種には見えないなぁ～」と思っていたら、左車線のマイカーがさらに歩道へ接近…　そのお蔭で、救急車はマイカーの間を通り抜け…　と、その時！　ようやく救急車に気が付いたのか、右車線のマイカーが中央分離帯側へ寄ったのである。お、お、遅すぎるわぃ！

救急車が交差点を直進して間もなく、信号が青に変わり…　対向車４台も直進して来たので、私は“右車線で動かなかったマイカー”のドライバーをガン見…　すると、おばさんが下を見ながら片手運転で走って行ったのだった…　どうやら、スマホを操作＆凝視していたようだ。まったく…　最近、営業所に“運転中の挙手は、安全運転義務違反で検挙される場合がある”という掲示物があるのだが…　フッ…