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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

40代の先輩、10代の先輩

2023年04月20日 13時06分58秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日は、出勤するや否や正社員から「手術室の清掃で出たゴミの処理をお願いします」と言われたので、私は手術用器具の洗浄をしている先輩たちに挨拶をしながら別フロアにある“ゴミの仮置場”へ向かった。その時、器具の洗浄が正に戦場のようだったので、「こりゃ、仮置場にも大量のゴミがあるに違いない」と思っていたのだが、想像したほど多くはなかった。

仮置場から本置場へのゴミの移動&箱詰めを終え、手術用器具の洗浄の方へ戻った私が「何をすれば…」と先輩に尋ねたところ、「もぉ、終わった… 一番大変なところを私がやらせてもらいましたよぉ~(笑顔)」と言われてしまったので、私も「すいませぇ~ん…(半笑)」と答えるしかなった。が、こういう冗談を言ってもらえるようになったことは、素直に嬉しいと思った。

気が付けば4月も後半… ちょっと作業に余裕ができた時には、先輩たちから「もう慣れましたか?」と聞かれるのだが、慣れたのは“職場の雰囲気”だけである。既に聞いている作業手順を思い出せないことがあるし、まだまだ初見の器具があったりするので、それらを「どう洗えばいいのか?」「どう乾燥させればいいのか?」「そこから手術室の方へ戻すのか?」「滅菌室の方へ回すのか?」などなど不安だらけ… しかし、“推定30~40代の先輩たち”は「若い人ならともかく、年を取ったらそう簡単に覚えられないって… 何度も何度も聞けばいいんだから~」と言ってくれるのでありがたい。

また、“蓋付きのゴミ箱”のペダルを踏んで蓋を開け、ゴミを捨てようと手を近付けた時のこと… なぜか私はペダルから足を離して「ガツン」と手を挟んでしまった。それをたまたま目撃した“10代の先輩”が笑っていたので、私は「年を取ると、自分が思ってもいない動きを体が勝手にしちゃうんですよ」と説明したのだが、「そうなんですかぁ?」と不思議そうな表情を浮かべていた。先輩、あと20年もすれば理解できますよぉ~(その頃、オマエは炎などで“分解”されてるだろうけどな。ハハハ…)