手術室に関するアレコレ

手術室は広さや設備などが一つ一つ異なっていて、行われる手術の内容によって使い分けられているようだ。また、何番と何番は緊急用と決まっているので、緊急用とそうでない手術室が同時に空いた時は、当然のことながら緊急用を先に清掃することになっている。もちろん、緊急用ではない手術室の清掃中に緊急用が空いた場合も、やりかけた手術室を途中で放り出して（おいおい…　表現が悪いぞ！）緊急用の清掃へ向かうことになる。

数ある清掃作業の中でも、私が覚えたのはまだ３つだけ…　すべて拭き掃除なので、汚れ具合によってはゴシゴシと力を込めて作業している。すると、体内に多くの水分を含んでいる出勤直後は特に汗ビッショリ…　その後、別の手術室の清掃に入った時に「あぁ～　涼しい！」と感じることがあり「なんでだろう？」と思っていたら、その手術室の壁面には“◎◎の手術時には温度設定２１度”などと書かれた紙が貼られていたので“涼しい理由”については納得した。

また、部分麻酔で手術を受ける人の希望に合わせて音楽（有線）を流すようになっているようで、清掃に入った時もそのまま流れていることがある。クラシックだったりアニメソングだったり私の無関心な分野の歌だったり…　で、昨日（一昨日だったかな？）は“涙の●絡船”が流れていた。その時、職場の先輩たちが「これ、誰？」と言っていたので、私が「都●るみじゃないですかねぇ…」と答えたら「さすが人生の先輩！」と言われてしまった。いやいや、そんなに変わら…（こらこら！　失礼だろ！）

その後、しばらくは知らない歌（１９６０年前後の歌？）ばかりだったのだが、再び知っている歌（若●の髪かざり／チェ●ッシュ）が流れたので、拭き掃除をしながらうっかり小声で口ずさんでしまった。「ゲゲッ…　ま、マスクもしているし、聞こえないだろう」と思った瞬間、先輩の一人が「誰か歌ってる～」と言ったので驚いた。私が「あ、すいません…　聞こえました？」と言ったら「リーダーに言いつけてやろう～」と笑われたので「もう明日から出てこないから～」と返事をして笑ったのだった…