曖昧なレベルと明確な年齢

先日のテニススクールの宴会では、我がスクールの代表として一緒に“福岡遠征”した人たちと再会することができた。まず、くじ引きで着席したテーブルには“かなり上手な女性１人（Ａさん）”がいて、その後、他のテーブルにいた“超上手な男性２人（Ｂさん、Ｃさん）”がやって来て…　テニスに関する話（「もっと上手になるためには技術的にどーのこーの」などという堅苦しい内容ではなく、「やっちゃいけないのに、やっちゃうんだよね」みたいな失敗談がメインの楽しくて柔らかい内容）で盛り上がった。

その時、ＢさんとＣさんが、Ａさんに「某テニス大会へ“かなり上手なレベル”として一緒に出ませんか？」と誘っていたので、私が「その大会に“そんなに上手ではないレベル”の出場枠はないんですか？」と聞いたところ…　Ｂさんから「何を仰いますかぁ～　あのフォアハンドは“超上手なレベル”ですよ」と言われてしまった。まぁ、それはリップサービス込みとして…　私の場合、ゲームの能力配分に例えるならば“フォアハンドストロークに全振り”しているだけのことで、総合力は決して高くはない。

その後、最近あった大会に、Ａさんが“そんなに上手ではないレベル”で出場して「優秀な成績を収めた」という話になり、ＢさんとＣさんから「えぇ～！？　そりゃないんじゃない？」と大ブーイングが起こった。が、ちょうどそこへコーチのＤさんとＥさんが通りかかり…　「Ａさんのために言っておくけど、決勝で対戦した相手は“かなり上手なレベル”なのに“そんなに上手ではないレベル”で出場を続けて優秀な成績を残している有名な人なんですよ」「よくぞ勝利してくれた」などと言っていた。う～む…　レベル分けの自己申告は非常にグレーである。

また、大学時代の軟式庭球部同期生の中には、現在も軟式…　ソフトテニスを続けている仲間（現在６０歳）がいて、長野県内のあっちこっちの大会に出場しているようだ。先月も、ある大会の“６０歳以上のクラス”に出場して優勝したのだが、今後は“４５歳以上のクラス”に戻って出場するらしい。テニスのレベルは人それぞれ…　曖昧な自己申告よりも、年齢で分けられた方がスッキリするのは間違いない。が、近年は政治屋たちが性別や家族さえも曖昧にしようと画策…　そのうちに人間と動物の区別も曖昧にされたりして！？（オマエは動物でもない単細胞生物だから関係ないな）