バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

先日のお爺さん、今日のジジイ

2016年06月11日 23時22分04秒 | バス運転士
先日、某運動場を定刻に出発… 青信号、青信号… 一つ目のバス停で20秒ほど早くなってしまったので、私はバスを止めて前扉を開けた。その時、バス停の奥(車道から離れた位置)には“自転車のカゴの中の荷物をゴソゴソやっているお爺さん”がいたのだが、「買い物を終えて、自宅へ帰るところなのだろう」と思った。

発車時刻を20秒ほど過ぎ、私は周囲を再確認… 前扉を閉めて発車しようとしたところ、自転車のお爺さんが慌てたような動きを見せたので、「えっ!? まさか…」と思って再び前扉を開けた。が、すぐに「いや、やっぱり私の勘違いか…」と思い直して、再び前扉を閉めて発車… と思ったら、お爺さんが荷物を持ってバスに駆け寄ってきたので、私はまたまた前扉を開けた。

お爺さんが「いや、すいません… ホントに、ありがとう… 助かりました… こんなに待ってもらって…」と言いながらフリーパスを見せたので、私は普通に「ありがとうございます」と答えたのだが… ん~… そのお爺さんの雰囲気というか何というか… なぜか私は「いやぁ、まさか乗客だとは思いませんでしたよ。ハハハ…」と余計なことを言ってしまった。

すると、お爺さんも饒舌になり、「息子が○○で電車に乗っとるんだわ~」「ウチは5代続けて運転士になっとるで…」「これから息子のところへ行って…」などと喋る喋る… 私は相槌を打つのに精一杯であった。その後、すぐ次のバス停から数名の乗車があったので、お爺さんの話はそこで終わってしまい… ちょっと残念な私であった。

そうそう、お爺さんと言えば… 今日、地下鉄に乗ろうとホームで電車を待っていた時のこと… 不意に「おい、ババア!」という怒声が聞こえてビックリした。反射的に声が聞こえた方を見ると、1人のジジイが「人にぶつかっておいて黙って行くことはないだろう!」と怒鳴っていた。呼ばれた女性は振り返り、頭を下げて行ったのだが… どうみてもジジイよりは若い女性だった。

まぁ、ジジイが言うところの「ぶつかった」程度が分からないので何とも言えないけれど… そこで女性が「あんたにババアと呼ばれる筋合いはないわ!」とでも言い返していたら、“敬老版・ゴ●ラvsキ●グギドラ”が生で見られたかも… 場合によっては私も参戦… 仲裁するつもりが、両者を敵に回してボコボコにされたりしてね。ハハハ…

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