『リディック』
THE CHRONICLES OF RIDDICK(2004年アメリカ)
監督 デヴィッド・トゥーヒー
脚本 デヴィッド・トゥーヒー
キャラクター創造 ジム・ウィート
ケンウィート
出演 ヴィン・ディーゼル
ジュディ・デンチ
コルム・フィオール
アレクサ・ダヴァロス
カール・アーバン
■ストーリー■
前作『ピッチブラック』から5年後、5個の惑星から指名手配されているリディックは賞金稼ぎトゥームズから逃げていた。トゥームズから逃れたリディックは、旧知イマムに逢うためヘリオン第1惑星へ向かうのだった。リディックはイマムからの紹介でエレメンタル族のエアリオンと会いあることを知る。それはロードマーシャル率いるネクロモンガーが宇宙を支配しようとしていたが、ロードマーシャルを倒せるのはフューリア族の生き残りリディックだということだった。そんな時ネクロモンガーの宇宙艦隊がヘリオン第1惑星に現われ攻撃を仕掛けてくるのだった…。
■感想■
劇場に行こうと思いつつ、ついうっかり見逃していたので、ビデオで鑑賞しました。
傑作SFホラー『エイリアン』(1979年)の亜流にも関わらず、主演のヴィン・ディーゼル演じるダークヒーロー、リディックのキャラクターと、圧倒的な迫力と緊張感でスマッシュヒットした低予算SF『ピッチブラック』(2000年)の続編です。
170億円の制作費をかけて作った、やたらゴウセイなセットやVFXで観る者を120分弱の時間飽きさせない!!!
→→→はずなんですけど、
ストーリーは『ピッチブラック』ほどのヒネリもないし、勢いもないです。
せっかくのしばらくぶりの宇宙SFなのに、ストーリーのメインは、中世を舞台にしたような悪い奴らの権力争い!!って感じです。
この作品の宇宙観では知性のある生物はみんなヒューマノイド型(っつーかみんな人間)なのね。
別にいいですけど、それも作品のスケールを小さくしている感じがしてならないです。
大体、全宇宙の制覇を企むネクロモンガーって、誇大広告でしょ。
この設定は日本の配給会社の宣伝かもしれないですけど。ネクロモンガーが支配したがってるのってヘリオン星系だけでしょ、とりあえず。
だってネクロモンガーの軍団より強そうな星あるでしょ、多分。(え、ないの??)
『ピッチブラック』のヒットを受けて作られたTV番組のサイドストーリー『INTO PITCH BLACK』(「ピッチブラック」のDVDに収録)や『ピッチブラック』と今作の間を埋める『リディックアニメーテッド』とか色々な派生作品を生んでいるのに、そんなあとに作られた劇場作品『リディック』がこの出来なのか・・
でも、別につまらないわけではないので、ポップコーンでも食べながら楽しく観てください!
50点
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